見出し画像

7/3放送分 映画「ディア・ファミリー」の感想

先日、映画「ディア・ファミリー」を観てきたので、感想を交えてサラッとご紹介します。

なんで観に行ったかというと、推しのSixTONES松村北斗が出てたからで、推しが出てるし行こっか〜と、軽い気持ちで娘と観にいきました。

「ディア・ファミリー」は『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』という著書が原作で、主演は大泉洋さん。

世界で17万人の命を救った「IABP(大動脈内バルーンパンピング)」というバルーンカテーテルの誕生にまつわる実話を映画化したヒューマンドラマで、実話が元になっています。心臓疾患を抱える娘のために、小さな町工場を経営する父が奮闘するストーリーです。

映画の公式サイトにあるあらすじでは

1970年代、心臓疾患は日本人にとって致命的な病だった。
そんな状況下において、娘の佳美は、心臓に先天的な疾患を抱え、幼い頃に「余命10年」を宣告されてしまう。
絶望の最中、小さな町工場を経営する父・宣政は娘のために自分が人工心臓を作ると立ち上がる。医療には全くの門外漢。
ズブの素人の医療器具開発は、限りなく不可能に近く前途多難な道程だが、「ただ娘の命を救いたい」という一心で父と母は人工心臓の勉強に励み、有識者に頭を下げ、資金を用意して何年もその開発に時間を費やすのだった。
しかし「素人にできるはずがない」とあらゆる医療関係者にそっぽを向かれ、佳美の命のタイムリミットは刻一刻と迫っていき―。

ディア・ファミリーHPより

と書かれています。

本来の目的だった「人工心臓」は完成せず諦め、バルーンカテーテルは直接娘の役には立ちません。しかし医療者ではない素人が専門器具を作ってしまう情熱の結果、17万人の命を救うことができました。

資金が底を着き、医療関係者にそっぽを向かれるシーンは、私なら「もう無理だ」と諦めるだろうと観ていました。佳美の約束や、家族への気持ちが強いのでしょうが、それでも諦めず突き進む姿に強さを感じて感動しました。

町工場の社長で、ものづくりに長けていたとはいえ、医療従事者でもないのに医療器具を作ろうという発想は無謀です。しかし挫けず進み、結果不可能を可能にしました。人生諦めずに努力すれば叶うことがある。だから諦めるな!月並みですが、そんな感想を持ちました。

大人になり歳を取るといろんな現実を知ります。全く経験のないことにトライするのは苦労が目に見えているし、時間がかかるし、成功する保証も自信もない。そんなことを考えて、努力する前から諦めがちですが、成功する可能性がわずか数%でも、現実に抗ってもがけば人生が変わることもある。大人になった今でも、子どもの頃のような情熱が奇跡を生み出せるかもしれない。映画からそんな希望が感じられました。

推しの松村北斗さんは、出演時間は少なめですが重要な役どころでしたし、彼の存在がなければバルーンカテーテルは完成しなかったでしょうから、良い役を演じていたなぁと思いました。もちろん大泉洋さんの演技も素晴らしかったですし、脇を固める俳優陣の皆さんもよかったです。

推しが出てるし〜とだいぶ軽いノリで観にいきましたが、内容が濃くて考えさせられる映画でした。愛に溢れていたし、愛する人のためなら爆発的に行動できることを、改めて知れました。
なんならもう1回見たいですし、原作も読みたいなぁと思いました。

映画「ディア・ファミリー」は、イオンシネマ京都桂川ほかで上映されています。今なら1日4回ほど上映されていますので、気になっている方は早めにご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?