「暇つぶしにオリジナルボードゲームを作ろう」
さて、こんばんは
デバッグモンキーズです。
今日は珍しく、ある英語の記事を翻訳しながら、ボードゲーム制作ワークショップを紹介します。
いろいろ日本語に訳すにあたって、意訳したり、原文にはない表現もありますので、ご了承ください。(おおむね、原文をそのまま訳すようにはしています)
原文はコチラ
Allison Yuさんによる記事になります。
こちらは、コロナの影響で自宅で過ごしている人たちで行うボードゲーム制作のワークショップです。
ボードゲームを作ったことがない人でも、こうすれば気軽に作れて面白いんじゃない!?みたいな提案の記事です。
ぜひぜひ、ボードゲームを作ったことないよーって人もご家族で、パートナーと、様々な方と挑戦してみてくださいね。
■まえがき
私たちの世界の現実は今のところ(コロナのせいで)予測不可能になっています。(皆さんが安全で健康を維持していることを願っています)この記事があなたの仲間との楽しい気晴らしや暇つぶしになることを願っています。
あなたは家にいて、家族、ルームメイト、大切な人、そして友達と自宅待機をしていることかと思います。
自宅にいながら、オンラインヨガに参加したり、ディズニー映画をひたすら見たり、友達とビデオチャットをしたりといった、社会的孤立の暇さに打ち勝つためのオンラインコンテンツを既に見つけているかもしれません。
しかし、あなたはすでに気晴らし/暇つぶしできるものがなくなって退屈に感じてきていることだと思います。
結果として、自宅で過ごすのが好きな内向的な人でさえ、少しずつストレスを感じるようになっています。
そこで、デザイン思考とワークショップに関する知識を利用して、最近の社会的孤立の暇さを打破するボードゲームでのワークショップを皆さんと共有することにしました。(キャッチーでしょ?)
これを「ボードゲーム作りワークショップ」と呼びましょう。
「ボードゲーム作りワークショップ」はデザイン思考を基に書いているので、どんどん想像力を働かせて遊んでみてください。
あと、筆者はゲームデザイナーじゃないので、下に記すワークショップの方法を柔軟に考えて自分に合うように調整してくださいね。
そして、デザイン思考の原則である3Eを覚えておいてください。
Empathy(共感)、Expansive Thinking(創造)、Experimentation(実験)
一緒にやる人と楽しい時間を過ごしましょう!
■ワークショップの時間
1-2時間
■ワークショップで準備するもの
・大きいポストイット
・小さいポストイット
・ペン
・カラフルなマーカー
・模造紙
・テープ
■ゲームの準備
仲間を集める(母親、父親、パートナー、友人、誰でも構いません)
※このワークショップはグループで行うので、2人以上で行ってくださいね。
ウォーミングアップとして、デザイン思考のアイデアを人々に紹介するために、「自分のお気に入りのゲーム紹介」から始めます。 このウォーミングアップは、グループの緊張をほぐし、アイデアの共有をしやすくする効果があります。
【自分のお気に入りのゲーム紹介】
①自分が好きなゲームを大きいポストイットに書きます。 複数のゲームを書いてもかまいませんが、同じポストイットには書かず、ゲームごとに別のポストイットに書いてください。 そして、それらを誰でも見ることができるようにしましょう!
②次に、小さいポストイットに、このゲームの魅力を書きます。
例
どういうところが楽しい?
そのゲームの素晴らしいところは何?
③ほかの人が書いたポストイットでも、好きなゲームがあったら、そのゲームについての魅力も書きましょう。 ポストイットが多ければ多いほど、今後のステップがより楽しいものになります。
ステップ2でさまざまなゲームとその魅力をたくさん書いた後、大きいポストイットの上に小さいポストイットを貼るようにし、次の「類似性マッピング」を行います。
【類似性マッピング】
小さいポストイットを似ているもので集め、グルーピングします。 複数でまとまる場合や、1つだけのグループが出てきても、気にしないでください!
たとえば、「よく考えなければならない」という理由でチェスが好きだと誰かが言い、「良い記憶力が必要だ」と言って麻雀が好きだと誰かが言った場合、それらの魅力を同じグループに分類することができます。
次に、各グループにそれらに名前をつけます。 例えば、「戦略的」「協力的」「柔軟性」などです。
!注意!
カテゴリに「楽しい」という名前を付けないようにしてください。 それは、何が楽しいかを定義していません!
このワークショップでは、十分な時間をかけて「ディスカッション」をします。 この「ディスカッション」の目的は、いろんなアイデアを出し、これから作るオリジナルボードゲームの魅力を引き出すことです。ワークショップで、皆が話しやすいかどうかはあなた次第です。ステップ3で出たグループについてみんなで話しましょう!
【ディスカッション】
ディスカッションを始めるためのいくつかの質問の例を下に示します。 会話は自然に任せても構いませんが、上手くディスカッションが弾まない場合は色んな質問を投げかけ合いましょう。
例
・好きな要素は何ですか?
・どんなアクションをする必要がありますか?
次に、少し戻って「自分のお気に入りのゲーム紹介」のさまざまなゲームの大きいポストイットに戻ります。 ポストイットを基に、自由にボードゲームのボードのスケッチを描きます。
このステップでは、描いたさまざまなボードゲームのボードのスケッチをインスピレーションとして使用して、ボードのモックアップを作ります。 これは単なるプロトタイプであることを忘れないでください。最終製品が完成するまで、何度も繰り返し、再設計を行います。
【ボードプロトタイピング】
全員が白紙を持って始めます。 白紙にボードゲームのボードとして使用できそうなランダムな形(円、四角、矢印など)を描きます。 この時、ゲームボードが独創的であることや形状の動きはまだあまり意味がありません。 重要なのは、ボードの形状です。
ここから、今後使用するボードを選びます。ステップ3で行った「類似性マッピング」のグループを基に、ボードの可能性について話し合います。 他の人が挙げたゲームの魅力についえ考えてみてください。
例
「戦略的」「協力的」「柔軟性」になる可能性が最も高いのはどのボードですか?
答えは最初からはっきりとはわからないかもしれませんが、最終的に全員で投票を行い、1つに絞ってください。
いくつかの紙を小さくしわくちゃにするなどして、ゲームのコンポーネントを作成します。 紙以外にも、様々なものを使って、コンポーネントを作成します。
例
パスタ、パイプクリーナー、コットンボールなど
次に、ゲームのルールを作成します。これは間違いなくこのワークショップで一番難しい所です。 ゲームのテストプレイを続けると、メカニクスは変わる可能性がありますが、これらのルールを定義すれば、ゲームの最初のラウンドを進めることが出来ます。
例
・ゲームの目的は何でしょうか?
・どうすれば勝ちますか?
・ゲームのコマやタイルは何ですか?
・スタートプレイヤーは誰ですか?
・プレイヤーはどうやって相互作用を与えますか?
・(コマがある場合)どのように移動しますか?
ここまでに準備してきたもの
[ステップ3]
あなたが好きなゲームの魅力
[ステップ5]
ゲームボード
[ステップ6]
コンポーネント
[ステップ7]
ゲームのメカニズム
■ゲームの進め方
ボード上にコンポーネントを配置し、ゲームの目的について話し始めます。 ゲームのルールがどのようにゲームボードを通じて作用していくかを確認します。また、コンポーネントのどの操作方法が、より難しく、もしくは簡単に、または興味深いものにすることができるルールなのかを確認します。
全員でボードゲームをゆっくり進行させながら、何が起こっているかを話し合います。 この時、誰かがそれを書き留めるようにしましょう。 ルールの全体像を把握できるように、何も変更せずにゲームの1つのラウンドを続行してから、ルールを変えましょう。
そして、下記の問いを考えましょう。
・何がうまくいっていますか?
・何がこのゲームのキモとなっていますか?
(例えば、運、戦略など、それらのどの要素に基づいていますか?それは適切な組み合わせですか?)
・何がうまくいっていませんか?
・ターンからターンにうまく繋がっていないものはなんですか?
ゲームの設計と作成を1回で実現した場合は、すばらしいです。 プレイを続けて楽しんでください!
初めてでうまくいかなくても、ゲームボードの形状を調整するか、ディスカッションに基づいてルールを変更して、もう一度やり直しましょう。 すぐにテストすることで、新しい発見が見つかることがあります。
しかし、あなたのボードゲームによって参加した人同士で確執が生まれそうになるなら、翌日に新鮮な目と心でもう一度試してください。
これはあなたの社会的な孤立の暇さに打ち勝つための、仲間と行う楽しいプロセスであることを覚えておいてください。
1回目または2回目の繰り返しが完璧でなくても問題ありません。
このプロセスの最も重要な部分は、愛する人と時間をともに過ごし、途中で新しいことを学ぶことです。
※脚注
画像はすべて、下記よりお借りしました。ありがとうございます。
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