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オッサンの独り言 「音楽と僕 02 厨二~高校生編」

どうも、debuchoです。
音楽って素晴らしいですよね。聴いてよし、弾いてよし、観てよし、歌ってよし。
色々な楽しみ方があって、ホントに奥が深いなと感じます。

さて、前回はザザっと中学生の終わり頃までの事を書きましたが、少し書き忘れていた部分も書きつつ、高校へと舞台を移していこうと思います。

幼稚園からピアノを始め、クラシックに親しむ機会が増えたのですが、父が割と映画が好きで、自分が小学生の頃はよくレンタルビデオを借りてきて、家族で映画を見ていました。その影響もあり、映画音楽にも興味を持つようになりました。
色々な映画を見ましたが、やはり音楽系の映画はとても影響を強く受け、「グレン・ミラー物語」を見た後はビッグバンドや管楽器にとても興味が湧きましたし、「ベニー・グッドマン物語」を見た後は、ジーン・クルーパのドラムに憧れたりもしました。
音楽系の映画だけでなく、例えば「トップガン」を見てからケニー・ロギンスをヘビロテしてみたり、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を見て、チャック・ベリーのジョニー・B.・グッドにハマってみたりと、今考えてみても色々影響されていたなと思います。

そんなわけで、クラシックから始まり、ビッグバンドジャズやロック的なものまで様々影響されて、厨二の頃には段々とロックに傾倒し始めていました。そして、運命の中3、いよいよエレキベースを始める事になります。
正直、ホントはギターかドラムが良かったのですが、どちらも経験者がいた事により、暗黙の内に自分がベースになってしまいました。なんてことだ。ベースなんてやる予定じゃなかったのに。でももう後には引き返せない。取り敢えずやってみるか。そんな感じのスタートではありましたが、まぁ始めてしまえば案外面白いもので、その当時流行っていたバンドのスコアを買ってきて練習したりして、弾けるようになると楽しくなるものなんですよね。バンドを組んでみたり、スタジオに入ってみたり、それまでやった事がなかった事をやるのがとても新鮮で、凄く楽しかったのを覚えています。ベースを練習する傍らでドラムやギターをメンバーに教わり、地道に練習をしたりしてました。ベーシストはドラムを練習する事をオススメします。

高校に入ってからもバンド活動は続けていました。附属の学校に通っていたので、ドラマー君と一緒にやる中で、他のメンバーをその時々で集めてやるようなスタイルでやっていました。BOOWYのコピバンをやってみたり、洋楽ロックをやってみたり、カシオペアやT-スクウェアをやってみたり、とにかく色んなジャンルに挑戦してみました。チャレンジしたけど難しすぎて出来ない曲もありましたし、練習を積み重ねてやっと弾けるようになったものもありました。お陰様で全然勉強には身が入らず、成績はいつもギリギリでした。中学・高校と留年せずに進級出来たのはホントにキセキとしかいいようがなかったです。因みにドラマー君は常に成績優秀で、同じ学年の成績上位のドラマーよりも下位の自分の方が偉そうにしているのは、何だかとても不思議な感じでした。因みにドラマー君とは今でもたまにバンドをやってます。

そして全然関係ないですが、世の中に「カラオケボックス」なるものが登場し、にわかに流行り出したのも僕が高校生の頃でした。みんなでカラオケボックスに行って、尾崎豊やらサザンやらを熱唱していました。懐かしい。
「先生、あなたはか弱き大人のー、代弁者なのかー」とか言いまくってたなぁ。でも夜の校舎の窓ガラスは壊しませんでした。

そんな風にして、勉強はそっちのけで楽器や音楽に明け暮れていた高校時代でしたが、自分にも悩みが出来ました。そうです、音楽の道を目指すか、普通に働く道を選ぶか、悩み始めたんですね。高校1年の秋頃だったでしょうか。自分ではどうして良いかわからず、仲の良い先輩に相談してみたりもしました。先輩にしてみれば、そんな事相談されたってさ、って感じだったとは思いますが、それでも親身になって聞いて下さいました。「色々悩む事はあると思うけど、そうやって悩んで、最終的には自分で答えを見つけていかなければならないと思うよ。」と至極真っ当なアドバイスをいただき、そうだよなと思いつつ、どうやって答えをみつけるべきなのだろうかと悩む日々が始まりました。本気で音楽目指している人なら、そんな風にウジウジ悩んでないで何かしらのアクションを起こすのでしょうが、どうも自分はそういう風にはなれなくて、ただただ時間だけが過ぎていってしまい、気付けば高校卒業を迎えていました。そろそろ答えを出さなくては。でもどうして良いかわからない。ならば大学でとことん音楽をやってみよう。そうです、附属の学校に通っていましたので、余程成績が悪くなければエスカレーター式に大学まで進めるのです。お父さん、お母さん、ありがとう。僕はアナタ方の期待には一切応える事が出来ないまま高校を卒業します。そして、大学にも行かせてもらいます。いつかちゃんと恩返しするので待っててね。そんな風に思いながら、いよいよ大学生へとなるのでした。

(次回予告)
バンド活動を通し、うっすらと音楽の道を考えてみるも、全然答えは出ず、
これからの人生をどう生きるかを大学で決めようとするdebucho少年。
果たして彼がオトナになる日は来るのか?


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