見出し画像

愛着障害を引き起こす宗教

今日は愛着障害を引き起こす「教え」を考えていきましょう。結論から述べますと、刑罰代償説は愛着障害を引き起こします。

赤ん坊を抱き抱え笑顔を向けると、その赤ん坊が笑い返してくれることがあります。

赤ん坊は母親の声を聞き、顔を見て自分の母を認識します。自分に向けられた愛の目、表情に何ら敵意のないことを読み取り、安心を覚えます。

では、刑罰代償説はどのような神様を表しているでしょうか?
それはどのような愛の表情をしてても、まず「あなたを殺そうとした神」を描いています。どのような言葉を書けたとしても、「あなたを殺そうとした」という文字が必ず着きます。例えば

「神はあなたを愛しています(あなたを殺そうとしているけども)」
「どんな時も神はあなたを守ってくれます(あなたを殺そうとしているけども)」
「あなたは神に愛されるために生まれたのです(あなたを殺そうとしているけども)」

これが刑罰代償説に表される神の姿です。そして神はイエスキリストを殺して、「殺したい欲求」を抑えました。これにより、キリストを信じるものに対してはその「殺したい欲求」をもう向けないのです。しかし、キリストを信じていない人を殺したくてたまりません。

これが本当に神の現れだとすると、精神的にはどのような障害があるでしょうか?私にはこれを信じているだけで、愛着障害を引き起こしているとしか考えられません。アーサー先生は親と子の関係において以下のようなことを言っています。

「愛着の問題を抱えた子供たちと一緒に仕事をする場合、なぜ不作法をするのかと尋ねたり、もっといい方法があるはずだと言ったりすることは避けましょう。そうではなく、不適切な行動や期待に反する行為に気づいたときに、"____のような助が必要でしょ?"と言ってみてください。それは、分け合うこと、お菓子を分けること、ルールを守ること、仲間に敬意をもって話すこと、椅子を蹴らないこと、などかもしれません。警告をする代わりに[コメント:私は親に愛されているかどうかの不安を感じずに育ったので、普通ならそうしていたでしょう]、子供が従うか、その活動をやめるように助けてあげてください。警告やセカンドチャンスは、こうした子どもたちには役に立ちません[最初は不思議に思いました]。子どもたちは、これらを一貫性のない、信頼できない大人の行動として経験します[そして、とにかく、自分と戦っているとみなすことが多いのです]。混乱があったとき、あなたは子供に「あなたはその活動をする準備ができていないようですね」と言うことができます。例えば、「ズボンのチャックを閉める(歯を磨く、靴を履くなど)のに5分以上かかったから、お話の時間がなくなってしまったよ」と、自然な(つまり、外発的ではなく内発的な)結果を用いてください。そして、反論したり感情的になったりすることなく(これは難しい!)、フォローする。こうすることで、子どもは、人間関係の相互関連性、より大きな世界の期待、利益を得て貢献するためには規則や制限に従う必要があることを理解することができるのです。このような対応は、何も知らない人から見ると、過度に厳しい、あるいは厳格に見えるかもしれません[そして時には、私が責任者であり、私の気持ちが重要であるという点を叩き込むために、重大な結果を伴わない、いい加減な対応にもなりかねません。] しかし、相手の動機に対する深い不信と誤った判断のために、子どもは人間関係(および一般的な人々)のあらゆる側面をコントロールしたいと思うようになるので、通常の日常の対人関係における適切な対応方法をまだ学んでいないかのように反応することが最善であることを心に留めておいてください。反応性愛着障害と診断された子どもは、たとえ本来は良性の状況であっても、支配を維持し、傷つくのを防ぐための武器として、脅し、不承諾、反抗[あるいは絶え間ない交渉、懇願など]を使えるという誤った信念をしばしば見せます。」
(Arthur Becker-Weidman and Deborah Shell, “Practical Tips for Working with Children Diagnosed with Reactive Attachment Disorder: Teachers, Case Managers, Youth Workers, Wrap-Around Staff,” edited by Arthur Becker-Weidman and Deborah Shell, Creating Capacity for Attachment: Dyadic Developmental Psychotherapy of Trauma-Attachment Disorders (Oklahoma City, OK: Wood ‘N’ Barnes Publishing and Distribution, 2005), p.207)

単純に神が不機嫌だから子供を殺したんだよ。という説明は私たちの心に障害をひきおこします。刑罰代償説のもつ魔力は簡単なものではないのかもしれません。刑罰代償説を信じている方の言動や行動を注意深く観察することをおすすめします。

よろしければ「暴力の神々へ」のサポートおねがいします。寄付はこの活動のために用いさせていただきます。