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親はなぜ怒ってはいけないの?

1. はじめに

前回の投稿で「思いよりも言葉、言葉よりも動作・表情を脳は信じる」とお話ししました。

そのため、親は子供のことを信じ、子供たちが笑顔で夢を語れるように笑顔で聞きましょうとお伝えしました。


では、「怒ってはいけないのか?」という疑問が出てくるかもしれません。


その答えは「その通り」です!


なぜ怒ってはいけないのかをお話しします。

2. 脳の仕組みと感情 

脳は扁桃体という部分で「快or不快」を判断します。

そして、大脳辺縁系という部分が感情脳と言われ、快を感じれば喜びや嬉しさを感じ、逆に不快を感じれば悲しみや落ち込みを感じます。

そして、大脳皮質にある脳幹から快を感じると幸せホルモンが、不快を感じるとストレスホルモンが分泌されます。

ストレスホルモンのせいでモチベーションが下がり、さらにはお腹が痛くなるなど体調面にも影響を及ぼします。

3. 怒りの影響とトラウマ

怒ってしまうと

不快→落ち込む→ストレスホルモンが出る→体調不良になる

という構図になってしまいます。ここで厄介なのは感情脳である大脳辺縁系です。

マイナスのことは記憶に残りやすく、そのせいでトラウマが作られることがあります。

親が怒ってしまうと、子供に本当にトラウマが出来上がってしまう可能性があります。

子供たちも怒られたくない一心で頑張りますが、その時に出ているホルモンはアドレナリンです。これはよく言う「火事場の馬鹿力」の時に出るホルモンで、短時間の瞬発的なもので持続力はありません。

その場限りでは良いのですが、長期的に継続しなければ夢は叶いません。よって、アドレナリンを出しても夢は叶いません。

だから、怒ってはいけないのです。

4. 怒りの有効な使い方

逆に、怒るということは記憶に残りやすいので、怒りを有効に利用することは良いと思います。

例えば、友達を傷つけたり、嫌な思いをさせたりした場合は、これはやってはいけないことなので、怒るとその子の記憶に残りやすいです。

しかし、宿題をやって欲しいという思いがある場合、宿題をしていない子供を怒ると、宿題=怒られるとなり、その時はアドレナリンを出して頑張りますが長期的には続きません。

やって欲しいことや夢について怒ることは逆効果です。

5. まとめ

①怒ると、不快→落ち込む→ストレスホルモンが出る→体調不良、やる気の低下。この流れになってします。


②怒られて頑張っている子は、アドレナリンが出て、その時はいいかもしれないが持続性がないので、長続きせず夢を叶えることができません。

これが脳科学的に怒ってはいけない理由です。

参考になれば幸いです♪

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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