映画感想「フォーガットン(The Forgotten)」SFサイコスリラー映画という名のズバコーン
人怖系の映画観たいな〜とネトフリ徘徊してたら発見!
息子を亡くした母親が、息子は存在していなかったと告げられるも、そんなん信じられへん!という冒頭。
主人公の記憶に問題がありそうな描写が、リアルで怖い。駐車した場所を忘れていたり、コーヒー飲んでいなかったのに思い違いをしていたり……。
いつ「息子はいない」と決定的に突きつけられるのか!とハラハラしていたら割とすぐに来た。
息子が写っていた写真もビデオも消えていき、夫に聞いても隣人に聞いても「息子はいなかった」と答えられる。
証拠は自分の頭の中にしかないにも関わらず、頑なに「息子はいた!」と主張し続ける強情な主人公は、妄想に囚われているようで哀れな感じすらさせる。
しかし!
同じ飛行機事故で娘を亡くした男との出会いで、妄想は確信に変わる。
誰が子どもを消したのか、警察からも国家保安局からも逃げながら真実に近づいていく二人。
こんなん面白いに決まってますやん!!
敵がエイリアンで、人がばびゅーんと飛ばされていかなければ……!!
やっぱりちょっとオモシロが勝つよ。
まあ個人的には、エイリアンにそこまで冷める性質ではないので最後まで楽しめました。
ちなみにこの人を吸い込むシーン、映画好きの中では「ズバコーン」と呼ばれているらしい。
シュールなコメディ映画だったのか……!
あと実験と称するのであれば、被験者に行動を強制するような脅しかけたら結果が破綻するでしょうが!
リアリティと科学の面で寛容な方にはおすすめの映画。
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