つむぎ

architect.

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最近の記事

「結婚は幸せ」いつからそうなったのでしょう?

現代人は結婚にあまり固執しませんよね。 子どもや家庭を持つことを好まず、一人で生きていく人、結婚してもディンクスでいる人、パートナー、事実婚。 様々な形があります。 その中でも、結婚報告を受けるととても喜ばしい事として芸能人であれば大々的に報道し、一般人であっても祝福のメッセージであふれていることでしょう。 日頃、「なぜ結婚するのか」について考えていますが、ふと 「なぜ結婚は幸せなイベントとされているのか」と考えました。 そもそも、結婚という制度ははるか昔、家柄同士の利

    • 「水が合う」ってなんでしょう。

      「水が合う」 年を重ねて、経験を積むごとにこの言葉が心から使えるようになった。 日々訪れる出会いと別れ。 自らの意志で踏み込む関係やコミュニティ。 沢山チャレンジはするけれど、どうも続かない。 飽きてしまったり、合わなくなったり。 子どものころはあんなに簡単に友達は作れたのに、今じゃとても難しい。 一人旅で多くの一期一会も経験した。 そんな日々を過ごしながらまた新たに飛び込んだ枠の中。 ぴったり、しっくり、すっぽり収まる。いろんな表現を混ぜたくなるくらいに、居心地

      • 「時代」

        日々の日課で、通勤電車で毎週更新の漫画を読む。 作品と、そのコメント欄まで楽しむのが私流。 顔も名前も知らない人々と同じ作品について感想を言い合う。 (私は主にみているだけだが) ルールが一つ。 コメントを見る前に、自分の感想を考える。 それから他人の意見を見る。 そうすると、いろんな意見に飲まれることなく楽しめる。 会社に着く。 一日の業務の始まりに世の中の動きを見る。 国内最高年齢の方が先日亡くなり、この国に明治生まれの人はいなくなった。 ネットニュースで目にした

        • 「脱皮」

          はっきりと、じんわりと心の底から湧き上がるような、新しい芽が発芽するような感覚が確かにあった。 いつもと同じ通勤電車から見える蓮根畑。水面はピンと張りつめ、ギリギリ水の状態を保ちながら美しい朝焼けの空を映していた。 ついさっきまで寒さに不満を落としていたのに気づいたら涙が出ていた。 とても暖かくて、その温かさは内側からも出ているようで、こんなに暖かい気持ちになったのはいつぶりだろう。 自発的には初めての経験かもしれない。 はっきりとわっかった。自分が一つ育ったことを

        「結婚は幸せ」いつからそうなったのでしょう?

          「不安は人生の隠し味」

          学生時代、私は毎日不安だった。 中学生、部活に進路に友達。 学力を数値化され相応の目的地へ私たちを流していく川を泳ぎ続けなければいけない。 岸に上がることは許されない。 かといって立ち止まる勇気もない。(これはまた別の機会に話したい) 高校生、人がひしめき合う濁流を経て少し広い川にでる。 そこは多少の自己意識が必要になる。 学校なんて嫌だ!辞めたい! 学校は自分次第で辞められますよ。 お酒を飲みたい!煙草も吸いたい! お酒やたばこは法律で禁止ですよ。 何が良くて、ないが

          「不安は人生の隠し味」

          「退屈」

          書きたいことがあるということはとても幸せなことだと思う。 強い怒りや、悲しみ、喜び、憎しみ、伝えたいと思うほどの感情が自分の   中にあることは実に面白い。 色をなくした心ほどつまらないことはない。 波風立たない暮らしなど私は望まない。 それは、これからもそうでありたい。 私は、「まだ若いから」という言葉は嫌いだ。それは年を言い訳にした逃げと自己防衛の言語化に過ぎない。 そしてそんなことを言う大人になりたくない。 傍から見たらもう大人なのかもしれないけど、私はまだ大人じゃない

          「退屈」