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不倫とあおり運転が日本で多い理由 その皮肉な事情とは?

あおり運転は平和の象徴

日本では「あおり運転」が社会問題化している
しかし、中南米に住んでるボクはこんなニュースを見ると、逆に「平和だなぁ」と思ってしまうことがある。

もちろん、中南米でもあおり運転はある。
しかし、日本より圧倒的に少ない。
それは単にラテン人がのんびりしているから、人に優しいからという理由だけではない。

一つの大きな理由は、「殺されないため」なのである。
というのも、こっちの人は結構な確率で銃を持ち歩いている。
あおり運転などをして、相手を怒らせたら、たちまち銃が登場するわけだ。

「とにかくドンパチ大好き」ハリウッド映画さながらに、運転しながら窓から腕を伸ばし銃を撃ってくる現場を見たことがある。
道路上に車を停めて、2人の男が揉めてるなと思ったら、白Tシャツの若い男がいきなり腰からピストル出して撃って、そのまま逃走していった場に遭遇したことがある。

なので、こっちじゃあおり運転は、死を覚悟して始めるものなのだ。
日本の方が気軽に車を3センチの幅に付けたり、後ろバンパーぎりぎりに接近しパッシングしたりできるのは、殺されるかもなんて夢にも思っていないからだ。

皮肉なものだ。平和だからあおり運転ができるのだ。
あおりドライバーさん、中南米に来て同じことができますか?できる勇気があるなら、おいでください。

不倫が簡単にできる国-日本

日本のニュースを見てると、芸能人やら政治家やらの不倫報道が多い。
よくやるものだ。

中南米でも不倫はそれなり多い。
でも、不倫にも覚悟が必要だ。
少し前、我が家の隣に、26歳のパパと妻、2人の子どもの家族が引っ越してきた。
その家は電気が引かれていないので、「こんなところにどうして住むことにしたのか?」と思っていた。
そのエディーという名の若いパパとおしゃべりをしていたら、首都から逃げてきて、知り合いの家を緊急で借りることにしたと教えてくれた。

原因は不倫だ。
仕事で仲良くなった、さらに若い女性とヨロシイ関係(ダブル不倫)になってしまったらしい。
その女性の夫がキレた。
仲間を引き連れて、エディーの家にバイクで乗り付け、ドアをドンドンと叩いた。
エディーは「ヤバい!」と分かったので、居留守使った。
すると、男たちはやたらめったら、銃でその家に向かって発砲し始めた。
ブロックの壁は穴だらけ、窓ガラスは散乱し、エディーの腹に3発の弾丸が突き抜けていった。
男たちが去った後、救急車を呼び、手術をして命は取りとめた。

そんな話をして、どんな感情なのか分からないが、ニコニコしながらシャツをめくって、銃創が痛々しく残る右腹を見せてもらった。
幸い子どもたちは学校に行っていて、いなかったらしい。

退院してすぐに、今度こそ「本格的に」殺されないために逃げてきたわけだ。
ボクは、「おいおい、男たちがここを突き止めたら、ボクも巻き添えになりそうじゃないか?!」と、思ったが、とりあえず同情の顔だけ見せていた。

皮肉なものだ。
日本の方、殺されないから、気軽に不倫できてしまうのです。
こっちに来て不倫するなら、腹を撃たれ、誰にも行先告げずに逃げる人生を覚悟してからされると良いかと思います。


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