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Deaglet コラム VTuber関連

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Deagletworksが執筆したVTuber関連のコラム記事をまとめています。
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#youtube

にじさんじには『人狼』がよく馴染む

 『汝は人狼なりや?』というテーブルトークゲームをご存じだろうか。簡単に説明すると、人狼と呼ばれる鬼役を推理し、全員が倒されるよりも先に鬼を見つけ出す遊びである。  このゲームでは鬼以外にも役割が宛がわれており、それぞれできる行動が決まっている。相手が鬼かどうかを知ったり、鬼の行動を阻害することができるため、駆け引きにおいては重要となる要素である。しかし、自身以外の役割はわからないため、必ずしも出てきた情報を信用できない。そのため、誰の言葉が正しいのかという点から疑いをかけて

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同接数にライブ配信の人気は指標化できるのか

 インターネット上でのライブ動画配信においては、視聴ユーザーの同時接続数(以下、同接数と称す)を実質の基準として、個々の配信を評価する傾向がある。外部から容易に観測できるため、人気や注目の度合いを見るものとしてはわかりやすく伝えやすい数字である。  一方で、この同接数を根拠に配信者の人気を語ったり、他の配信者が行った類似内容の配信と比較して良し悪しを決めようとする者も少なからず存在している。 「同接数の多い配信者は面白く、逆に少ない配信者はつまらない」 というのが彼らの言い分

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YouTubeの誤BANは決して他人事ではないよという話

 にじさんじ所属のバーチャルライバー『ラトナ・プティ』が、4/30の午後にチャンネルが無警告で停止されるという憂き目に遭った。  当初はYouTube側から停止措置の理由が公表されず、複数の憶測が流れていたが、数日後に『性的なコンテンツ及び複数の重大な違反に基づく停止』という旨のメッセージがチャンネル上に表示されるようになった。また、にじさんじ運営から一連の事案に関する声明が発表された。  ただし、チャンネルを停止する件について、YouTube側からの事前通告や警告は存在せ

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YouTubeのAIがBAN判定を誤る理由

 昨今のコロナウイルスの流行によって、製造業や店舗運営の商売に留まらず、ネット上のサービスも大きな影響を受けている。その中の一つがGoogle傘下の動画共有・配信サービス『YouTube』だ。  現在、感染拡大のリスクを避けるため社屋常駐のスタッフが減らされたYouTubeでは、AIアルゴリズムと人間の双方で行ってきた動画の審査関係の業務をAIに一任する形となっている。しかし、このAIの判定によって、適切な内容を流している筈の動画やライブ配信までも差し止められる状況が発生して

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