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イチローも羽生くんも

一昨日羽生結弦選手がショートプログラムで「緊張してしまった。悔しい。」と悔しそうにしていた。

昨日はイチロー選手が引退宣言をしていた。

そしてまた今日羽生選手が2位になって悔しそうに「負けは負け。自分にとって負けは死と同然。」と悔しそうにしていた。

そんな2人をテレビ越しにみながら、私は勝手に「あぁいいなぁ。」と羨ましがっていた。

イチロー選手は45歳、羽生選手は24歳。
2人とも周りのことを相手にしないで自分の中で闘っている人たちだ。
周りのことを相手にしないで、っていうのは感謝をしてないとか独りよがりとかではなく、周りの努力とかそういうのと比較を全くしないで敵は己自身として人生を生きているということだ。

かっこいいなぁ、と思った。
うらやましい、とも。

私が柔道をしていたとき、自分と闘うことがとても楽しかった。
もちろん柔道の勝ち負けは相手がいてその相手に勝って始めて勝ちという。

だけど勝っても勝ちじゃない試合が実はある。
それは自分の技を出せなかった時とか、相手から逃げてしまったりとか、ビビって普段やってた練習を出せなかった時だ。
つまり、自分に負けたとき。

柔道の試合の本番はものすごく辛い。
ほとんどは組んだことがない相手に向かって相手の技で投げられないようにしながら自分の技を出さなければいけない。
とくに相手が自分よりも体格が大きくて力が強いとその時点で嫌になる。
それが3分続く。スマホで1曲YouTubeで聞くのと同じ時間とは思えない時間が試合中は流れる。夏場の試合なんか地獄そのもので試合中頭が朦朧としてくることなんてザラだ。

でも勝たなきゃいけない。

それは目の前の相手と戦っているようで、実は自分と闘っている。

野球もフィギュアスケートもやったことがないけど、自分と闘うということに関しては同じだと思う。

闘う相手が自分というのはとても手強い。

だけど勝ったらとても楽しい。

一度柔道でその世界を知ってしまったからこそ、その蜜の味が分かる。

だけど私が野球やフィギュアの世界にいないように、自分に合うものは人によって違う。
だから自分の輝ける環境を見つけられるというのは=自分の人生が輝くことにつながる。


その輝きが強ければ強いほど周りの人の人生も輝く。
イチロー選手も羽生選手も本当にすごい。
私も頑張りたい。




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