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02.わたしは、なにもできない人間ですので

23年間生きてみて、うまくいったなあ!と思う時とうまくいかなかったなあ…と思う時があった。


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書いてみた。

比較するとうまくいかなかったときがやたら少ないように見えるが、私は先輩からポジティブおばけと名付けられたくらいに楽観主義なので、たぶん失敗しても覚えてないことが多いのでこうなったようだ。

いわゆる成功体験、失敗体験というやつだが、私は全ての失敗は成功のもとと考えるエジソン的思考派で生きてるので、うまくいった、うまくいかなかったという言葉にした。そっちの方が残念だったねえ、ちゃんちゃん!ってなりそうだし、言葉的に。

前置きはこのくらいにして、本題にいきたい。


うまくいったとき、いかなかったときを振り返って思うのは、うまくいかなかったときは、ある程度自信があった(が、実際そんなたいして実力が伴っていない)ときだった。

たとえば、大学受験。

現役の頃はおいといて、特に浪人の英語だ。

受験生活では英語が最後まで足を引っ張った。レベルが高い大学に行くには英語は必須科目だ。むしろ歴史、国語が多少できなくても英語さえできれば受かる大学が多い。

しかし私は英語が本当にできなかった。うっすら覚えてるのは早稲田志望なら筆記で180/200以上はとりたいところだが、私は直前模試で130/200くらいをたたき出していた気がする。

英語ができなかった理由は、基礎を怠ったことが大きいと思っている。単語帳の単語は一応全部覚えたと思っていたが、受験直前に覚えているはずの単語を忘れていることに気づけば怖くていまさら単語暗記なんてできない!きっと大丈夫だ!それよりも模試を解いて形式慣れしなければ!と思っていたし、文法にも同じようにできないのにできるはずという謎の自信があった。


就活でも同じようなことが言えるかもしれない。

「サークルもバイトも留学もインターンもがんばってきたしいけるだろう」

(うわ、、自分で書いてて思ったけど就活失敗する人あるあるでよく見るような文言~~~ムリ~はずかし~)

そんなことを思っていたが、ふつうにわりといきたかった企業にも落ちまくった。就活には就活のルールがあるのだ。

まあでもそのルールに乗っ取ってやることにはなぞの反抗心があったのと、留学して海外でなるべく早く働きたいと思ったので、『日系大手何年か後に海外駐在できるかも!』というキャリアルートはイヤだなと思っていろいろ自分を納得させることができなかったのが、素直に就活のルールにのっとることができなかった理由だったが、まあなんやかんやいけるだろう!と思っていた。

そしてふつうに就活は苦労した。


逆にうまくいったときは自分の予想以上にうまくいきがち、ということもある。


たとえば、柔道。

私は中学で柔道を始めたが、小学生のわたしは、小2のリレーの選手に選ばれたことが私の運動歴のピークであり、以降手芸部や環境委員会などおもいっきりインドアなクラブ活動を送る小学生にだった。そんなインドア派小学生だったので中学に入るころには運動するのが大嫌いな超肥満児と化していた。しかし何を思ったのか、そんな運動苦手系人間が柔道部に入部してしまった。

両親は驚いたが、なんやかんや意志を尊重してくれ入部することになったのだが、入部するにあたり目標を決めた(もしくは決めさせられた)。

それは県大会に出場し、高校推薦をもらい、それを蹴って、学力で自分の志望高校に合格することだった。あ、あと黒帯もとる。

結果、入部当初は壁倒立もできないくらい筋力がない少女が、2年になるころには同級生男子を投げれるまでになり、宣言通り県大会に個人、団体共に出場することができた。県大会に出場できれば一定の高校からは自動的に推薦がくる。そして中学1年からの勉強の甲斐もあり、県でわりと進学校にあたる第一志望の高校にも無事合格できた。あと黒帯もとった。

もう有言実行しまくりである。自分でもここまでできたのには驚きだ。

海外留学でも、あれだけ大学受験で足を引っ張り自分でもできないと思っていた英語圏で、英語を話して、100か国以上の友達が世界中にできた。


柔道や海外留学に共通していたのは「自分はできない。」「だから人一倍やらなければ。」という思いだった。


柔道部時代、自分は誰よりも運動ができない。だから人の2倍、3倍は頑張らなければ、と顧問の先生が与えるノルマの2倍が私のノルマになっていた。

留学でも、自分は英語ができない。特に文法が不安だ。だから、留学先で出会った日本人の中で一番しゃべるぞ。いや、なんならよく話すヨーロピアンたちよりも話す量では負けないぞ!とメラメラしていた。


わたしはなにもできない。だからこそ頑張らなければという時は、非常にがんばる。そのため努力した結果が返ってくるが、もともとの予想は低いので、うまくできたと感じる。

逆にこれはわたしの得意分野だ。と思っていると、慢心して努力せず、結果もよくない。もともとできると思っていてハードルが高く設定されているが、結果がよくないのでうまくいかなかったと感じる。

結局はそのことに対してどれほど自分ができるかと期待したかによって「うまくできた」「うまくできなかった」という感覚が変わってくるのだ。


私が出会った尊敬してる人で、東大出身、かなり競争率が高い有名企業に行った人が言った言葉が「俺は人よりできないってわかってるからさ。だから人よりもやらなきゃなんだ。」だった。


まだまだ未熟な私は、うまくいくとき、いかないときの振れ幅が大きい。

だから、どんなことでも目の前のことに謙虚に「私はできない。だから人一倍やる。」の精神でいろんなことにチャレンジしていき、その姿勢を忘れないようにしたい。


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