就活生、チェスを始めて1日目
わたくし、昨日からチェスを始めました!
ややこしやチェスのルール
チェスって結構ルールが難しいんですね。駒が6種あって、それぞれ進み方が違うんです。
たとえば、
ルークは戦車で縦と横に進めます。ゴロゴロゴロ...
戦車っぽいですね。
駒の種類は、
Rook(戦車)
Bishop(僧侶)
Knight(騎士)
Pawn(兵隊)
Queen(女王)
King(王様)
この6つ。みなさん、この6つの中で一番強い駒って何だと思いますか?
正解は...
デンッ
クイーン!
やばくない?この方向に何マスでもすすめるの。もう縦横無尽よ。
ちなみに、王様のキングはこんな感じ。
うん、まあ全方向に進めるけど、結構限られてる。
さらに相手のコマの進む方向には進めないんです!なんという不自由さ!
チェスから学べる役割分担の大切さ
王様は取られたらその勝負が負けるので、敵に攻め込まない方がいいんですね。対してルークは上下左右の盤に敵のコマが合ったら取れるし、紹介してないけど、ビショップは斜めに何マスでも動けるんです。一番扱いが難しいのはナイト。
こんな感じ。ルールを見て理解できても、戦うとなったらそれぞれの役割を理解して使いこなさなきゃいけない。
駒によって全部役割が違うんです。
そしてチェスをやっているうちに、就活の自己分析と重なってきました。
就活=会社で自分がデキるやつだということをアピールすること
(絶対内定より)
クイーンのように縦横無尽に動けたら、それは力強いけど、1歩1歩しか進めないポーンが王様の動きを止めることでチェックメイトできたりする。
会社はたくさんの人が働く組織。個人プレーではない。だから自分はどんな役割ができます!というのを適切に初対面の人に伝えることは会社が会社全体の総合力として使えそうかどうかを判断するために大事なことだなと。
当たり前の話をチェスの話に例えただけなんですけどね笑
そういえば、電通の若者研究会でお世話になってる吉田さんから似たような話(だけどもっとわかりやすい)をしてもらいました。
自己分析をチェスで例える
「私はルークです!縦横方向に何マスでもすすめます!」と思っていたけど、実はいろんなところにぴょんぴょん飛べるナイトだったり、
「クイーンです!そつなくなんでもこなせます!」と自分では思ってても、今までいた世界では優秀だったけど、世界が広がったら実は一歩一歩しか進めないポーンだったり。
自分のことが分かっていない駒が盤上にいたら、その時点で内部崩壊してゲームオーバーだ。チェスは動かすプレーヤーが駒の役割を頭に叩き込んでさえいればそんなことはあり得ないが、実際の会社ではあり得る。
自己分析をちゃんとしなかったり、面接で取り繕って万が一受かってしまったら、会社と自分の間に不和が生じていってもうごちゃごちゃだ。しかもチェスのようにゲームではない。自分の人生がかかっている。
就活はルールがある点でゲーム
「就活はゲームだ。」
という言葉が嫌いだった。なんで人生が茶番ゲームで決まるんだと憤っていた。去年くらいまでは。
でも最近、OB訪問をした先輩からすごい納得のいく説明を受けた。
「就活はゲーム。日本の就活はとても特殊で、お作法が決まっている。そのお作法を知らなければ落ちる。スポーツと一緒。ルールを守らないとそもそもスポーツにならないでしょ?」
たしかに。
私自身、去年就活をやめて、海外留学をして1年目からまともな給料がもらえる新卒採用がどれだけ恵まれているか、ほかの国の人と就活の話をして思い知った。
日本の就活はたしかに奇妙だ。だけど、いや、だからこそ、やると決めた以上、ちゃんとルールを知っていかなければ!
人生の一大事件!!!と意気込むよりも、チェスをする感覚で、戦況を見ながら、自分の立ち位置を知っていく方が案外うまくいくかもしれない。
参考
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