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英語を焦らずに自分のペースで学ぶ

6か月間行っていた語学学校を振り返って、私はたぶん英語に対するスタンスとかなにかを学ぶときのスタンスとか、そういうのが変化した気がするのでそれを書いていきたいと思います。

テストは自分の実力のチェック、それ以下でもそれ以上でもない。

語学学校のテスト。クラスは毎週月曜に先週の総まとめテストがあった。

本番に強い人、弱い人がいるならば、テストに限っては私は弱いほうに分類される気がする。

テスト前はいつも緊張する。あの単語覚えてるかなーあのフレーズなんだっけ!などなどいつもあわあわする。

クラスが上がっていくうちにどんどん内容が難しくなっていくなかで土日が忙しく復習しそびれると、月曜のテストで58%(60%を切ると先生から相談があるかも?という感じ)とか60%をとったりするときが続いた。

テストは先生が結果を打ち込むためすぐに回収されて返却は2,3日後。その日のうちに復習をしようと思って間違えたところの写真を急いでとっていると先生から”take it easy”(そんなに気にしないの)と言われた。

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たぶん私がテストでいい点とらなきゃ!というふうに気持ちがはいってテストのたびに緊張してしまっていたのは、日本で人と比べられることが当たり前になっていたからかもしれない。

先週の授業で同じ内容をやったのになぜあの子と同じ点数がとれないんだろう、あの子は遊んでばかりなのになんであの子のほうが点数が上なんだろう。。。などなど、そういう気持ちが自分の中にあり、そんなことは誰にも言われていないのに見えない人の声となって私にプレッシャーをかけてくる。

たぶん語学学校のテストでも最初のほうはそうだった。もともと一番上のクラスに行きたかったので一番最初に入ったクラスが下から3番目、一つ上のレベルに行くには二か月半かかるということで焦っていたのもあるかもしれない。

だけど先生にそんなに自分にプレッシャーをかけないの、テストはただのチェックよ。と言われてたしかにそれもそうだと変な焦燥感はなくなった。

私の語学学校は1週間でひと単元でその週が終わればトピックも文法もグラマーも変わるという感じで授業をやっていたため、先週は勉強したのにいい点数がとれなくても次の週はさほど勉強してないのに9割近くとれたということが起きたりした。人と比べたりしてもそうで、ほかの人にとってはとても理解することが難しそうな単元でも私はすいすい理解できたり、その逆もまたしかり。

冷静になれば当たり前っちゃ当たり前だけど、人によって得意不得意はあるし、その人が過去に勉強したことがあるかないか、国でいうとその英語の概念があるかないか(可算不可算名詞とか似たような単語があるかとか)で理解の度合いも一気に進む。要は人間一度経験したことがあるものならうまくいくし、本当にはじめましてこんにちは、ってものとは馴染みづらい。

つまりテストができない=理解がまだできていないということの発見

という”だけ”のこと。それ以下でもそれ以上でもない。

そしてそれを先生も理解してくれているのがよかった。

「一度に理解しようとしなくて大丈夫。知っていくことが大事だから。これは難しいから。」

時制を学んでいてわけわからなくて発狂しそうになった時、この言葉を言われてひとまず発狂しなくてすんだ。

そもそも英語には高校生のころから圧倒的に苦手意識があった。どんどん進む授業、追いつけない自分、理解していく友達という構造が圧倒的負のスパイラルを生み出していた。

それこそ語学学校の授業で時制を初めて習った時は「ああ何回も習ってるのにまだ理解できないのか自分」というふうに劣等感を抱いていたが、Pre-intermidiate→Intermidiate→Upper intermidiate→Advancedとクラスが上がっていく中でどのレベルでも時制は取り扱っていた。だからやっと「あっ時制って難しいんだ」ということに気づいて安心して勉強できるようになった。

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できなくても大丈夫、という最初の勉強に対する姿勢がついてからは変に焦っているときよりも断然うまくいったように思う。


たぶん英語以外の勉強でも同じことで、人によって得意不得意があるから人と比べていたら本当の意味での理解に障害になってしまう。

だから「勉強しているもの」と「自分」との二つの関係性をみていくということが重要。

もっと拡大すると勉強以外の話でも「対象物」と「自分」との関係性を見ていくと純粋に冷静になれる気がする。そこに他人だったり他のものが入ってくると考える要素が多くなって感じなくていい不安や焦燥感、それによる緊張を感じてしまって結果スピードが遅くなる。

だから周りを気にしないで自分のこころの声を聴いていくことがとても大切だなって思いました。


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