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パエリアを作ってみました

今回はパスタソースを使って、生米からパエリアを作ってみました。とても簡単に美味しくできたので、よかったら参考にしてみてください。

パエリアとは

パエリアは、米と具材(野菜・魚介・肉など)をスープで炊き上げる、スペインの米料理です。サフランを使って風味付けし、黄金色にするのが有名でしょうか。

またパエリア(paella)という言葉には、底が平たい金属製の鍋(フライパン)という意味があります。この鍋を使って、出来上がりは米に芯が残るアルデンテにするのがポイントのようです。

使う具材など

いろいろと調べた所、パエリアの作り方はおおよそ次のようなものでした。

まずエビ・イカ・肉・パプリカなどの具材を、オリーブオイルで炒めて取り出しておきます。

次に、玉ねぎのみじん切りとにんにくを炒め、そこへトマトを加えて炒めたあと、生米も加えて一緒に炒めます。

そしてスープやサフランを溶いた水を入れ、炒めておいた具材をのせて20分ほど炊き上げる、といった感じです。

今回はパエリア作りの手始めとして、青の洞窟のパスタソース「ボンゴレビアンコ」を使ってみることにしました。

ボンゴレソース

これで十分、魚介スープの代わりになると思います。

またトマトの代わりにトマトジュースを使い、サフランは少し値段が高めなので、代わりにターメリックを使うことにしました。

トマトジュースとウコン

今回の分量

今回作る分量は、こちらです。

無洗米:1合
パスタソース「ボンゴレビアンコ」:1つ(120g)
トマトジュース:1缶(190g)
水:80ml(トマトジュースと合わせて300ml)
ターメリック:小さじ半分くらい
オリーブオイル:大さじ1くらい

◎味付け
パスタソースの食塩相当量は2.7gです。以前、炊き込みご飯を作る記事でも書きましたが、米1合だと2.5g前後くらいの塩分量でちょうどよかった(個人的に)ので、味付けはパスタソースのみで大丈夫そうです。

◎水分量
米1合を炊く際は、約200mlがちょうどよい量です。ただ今回は少し芯が残るアルデンテにしたいため、洗わない生米を使い、さらにオリーブオイルで炒めてコーティングもします。

同じ方法で以前にリゾットを作りましたが、確かにアルデンテになるのです。ただお米が水分を吸うのに時間がかかるため、通常より少し多い水分が必要でした。

そこで、トマトジュースと合わせて300mlの水分で炊くことにしてみます。トマトジュースは190gなので、mlになおすと1.2倍の228ml(cc)です。これに80mlの水を加えて、300mlとしました。

また作るにあたっては、こちらの記事などを参考にしています。

パエリアを作る

今回は手始めとしてまず作ってみるのが目標なので、たまねぎのみじん切りを炒める工程は省きました。にんにくはパスタソースにフライドガーリックが付いているので、それで代わりとします。

まず炊き上がりをアルデンテにする準備として、洗わない生米を、大さじ1くらいのオリーブオイルで少し白っぽくなるまで炒めました。

画像①

中火くらいで、3分ほど炒めたところです。私のIH調理器(卓上型)は「1~5」の火加減があり、「3」の中火で炒めました。

そこへパスタソースとトマトジュース、水を入れます。

画像②

パスタソースに付いているフライドガーリック(砕いて)とイタリアンパセリも入れ、ターメリックも入れた状態です。

最初、ターメリックを小さじ半分ほど入れたのですが、色があまり黄色くならなかったので、結局小さじ1ほど入れてしまいました。

出来上がりを見るとちゃんと黄色くなっていたので、小さじ半分くらいの量でも大丈夫だと思います。

画像③

そして蓋を開けたまま沸騰させ、そのあと蓋をして弱火で炊いていきました。私のIH調理器だと「2」の火加減です。

画像④

10分経った所で、ようやく米や具材が見えてきました。

このまま20分ほど炊いたのですが、まだ水分が多かったので、火加減を「3」にあげて炊いてみました。しかし少しすると焦げた匂いがしてきたのであわてて「2」に戻し、さらに5分ほど炊きました。

そして最後におこげを作ろうと思い、蓋を開けて強火で1分ほど炊いて完成としたのがこちら。

画像⑤

中身はこんな感じです。

画像⑥

少しべチャッとしているように見えますが、お米のかたさはちょうど良く、味も大変美味しかったです! アサリのスープとトマトがとても合っていて、1合をペロリと食べきってしまいました。

日本の炊き込みご飯とは違う食べ物であり、これに具材がのっていたら、十分メインの食事として通用すると思います。

パエリアの作り方のご紹介でした

味やかたさは問題なかったのですが、途中で火を強くしたのが原因で、底が完全に焦げていました。

弱火の「2」のままで炊き、20分頃にかたさを確かめて問題なければ、蓋を開けて少し火を強くして水分を飛ばすか、水分が多い炊き始めを中火の「3」にして、そのあと「2」に下げればよかったように思います。

もしくは水を足さずにトマトジュースだけを使い、弱火のまま炊けば上手くいったかもしれません。

ただ結果として、洗わない生米をオリーブオイルで炒めた後、スープなどをすべて入れて20分ほど炊けば出来上がりなので、とても簡単でした。

本格的なパエリアとは違うと思いますが、手始めとしては十分美味しくできるので、よかったら参考にしてみてください。

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