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私の独学スケッチ② ~身の回りのものを描く~

皆様、こんにちは。前回の記事では、スケッチの参考にした永沢まことさんの本について紹介しました。今回は「線で描くこと」についてや、練習で描いた身の回りのものを紹介したいと思います。

線で描くことについて

今回の記事も、こちらの本を参考にしました。

本2冊

永沢さんのスケッチ術のルールとして、「実物を見て、線で描くこと」がおすすめされています。しかし多くの入門書では、ものをかたまりとして捉え、「光と影」によって描くことをすすめられているのだとか。

ただこの方法は理数科的な方法でもあるため、せっかく「絵を描きたい!」と思っていた気持ちが失われてしまうとのことでした。そのため入口としては、石膏像などのデッサンから入るのではなく、ものを「線」で描く方が良いと提案されています。

ただ西洋絵画の技術については、次のようにも書かれています。

描いていくうちに、かならず「光と影」や、遠近法の技術が欲しくなるときがきます。これらが、西洋絵画が400年かけてうち立てた、素晴らしい方法論であることに、少しも変わりはないのです。
ごく自然に、その技術が必要になったときに、しっかりと取り組み、学ぶことにすればよいと思います。

細長いものを描く

前回の記事で、まずは描きやすい「細長いもの」から始めてみるということから、バゲットを書いたことをお話しました。その続きとして描いたものを紹介していきたいと思います。まずはこちら、

細長いもの

少し見にくくて申し訳ないのですが、ベルトやペン、コンセント、カッター、歯ブラシを描いたものです。もちろん下書きをせずに、ペンでいっきに書きました。誰が見ても何を描いたのかが分かる、というレベルが目標です。

永沢さんによると適当に描き始めるのではなく、一度頭の中で「ソラ書き」してから、書き始めるのをおすすめしています。そして描き始めるスタート位置を決めたら、金具でグッととめられている感じや、スベスベとした感じ、グニャッとした感じなどを、線にこめていくようにするとよいようです。

丸っこいもの、野菜や枝を描いてみる

スケッチ②

こちらも画像が見にくいですが、やかんやお椀、急須などの丸っこいものと、野菜や枝などを描いてみたものです。お椀やコップのような形は、一見カンタンそうに見えるのですが、実際に描いてみると難しいと感じます。

先にも書いたとおり、立体物をうまく書くには「遠近法」の知識があった方がいいようですが、ここでは気にせず、「なんとかお椀やコップに見えれば合格としましょう」とのことでした。

花を描く

いくつか描いているうちに、おおよそ見たままのカタチを描けるようになってきました。そして「花を描く」というところまでたどりつきました。

本には、「たとえば、カーネーションを花びんに1本さしてみます・・・」とありました。基本的には「この本の通りにやってみよう!」と決めていましたので、たぶんカーネーションを買ってきたのだと思います。それを描いたのがこちら。

画像4

いっしょに、ひまわりも買ってきたようです。花びら1枚1枚をよく見て描いた結果、「意外とよく描けたなあ」という気持ちになったことを覚えています。これに気を良くして、いよいよ絵を塗る段階に進むことにしました。

次回の記事では、購入した画材の紹介などを行っていきたいと思います。ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

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