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水彩スケッチ

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少し前に描きためていた水彩スケッチを、簡単な説明とともに紹介しています。(全17回)
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#絵

ハナミズキと菖蒲の花 ~水彩スケッチ~

「一青窈」さんの歌でも有名な、「ハナミズキ」をスケッチしたものです。 桜の花と同じように、高い木の枝先にたくさんの花が咲きます。開花は5月頃で白い花もあり、秋には葉が紅葉するそうです。 花に見えるピンクの部分ですが実は葉の一種で、中心に集まっている黄緑色のものが本当の花なのだとか。ちなみにアジサイもそうでしたが、知りませんでした。 次は道端に咲いていた、「菖蒲」をスケッチしたものです。 鮮やかな紫がとても目を引きました。色は他にも、ピンク・白・黄色などがあります。

岡山城とお屋敷のスケッチ ~水彩スケッチ~

こちらの絵は、少し遠くから眺めた「岡山城の風景」を描いたものです。 お城はカタチが複雑なので、下書きをしてから描きました。屋根の勾配や天守の重なりは、描くのが難しかったです。ちなみに岡山城はその外観が黒いことから、「烏城(うじょう)」とも呼ばれています。 次の絵は「旧野崎邸」という大きなお屋敷の、家のなかを描いたものです。 ふすまで区切られたお座敷が、ずーと奥まで続いているようすを描きました。昔は、こんな作りの家があったのですね。いったい、どんな風に使っていたのでしょう

ヒガンバナ ~水彩スケッチ~

野外スケッチを始めたばかりの頃に描いた、「ヒガンバナ」です。 花のカタチが複雑なため、どこがどうなっているのかを何度も確認して描いた覚えがあります。 開花時期は9月で、花が咲いたあとに緑の葉が現れるという、ちょっと不思議な花です(一緒に描いた葉は別のもの)。実際の花はこんな感じ。 彼岸は仏教用語と関係があり、「向こう側」や「悟りの境地」と関係があるのだとか。 花のスケッチはいろいろ行っていますが、カタチもさることながら、これほど真っ赤な花も珍しいと思います。

瀬戸内海の海と浜辺の景色 ~水彩スケッチ~

瀬戸内海の海と神社が見える高台から、スケッチしたものです。 海の色がとてもきれいだったので、メインの題材にしたようです。色が濃くなりすぎないよう、気をつけながら青を塗り重ねた覚えがあります。ですが、もうひとつその雰囲気を伝えられていないようにも感じます。 また季節は5月で、木々が恐いくらいの勢いで成長していました。手前に見えた木々の生い茂り方を表現するため、葉っぱをなるべくたくさん描こうとしたのを思い出します。 次は、瀬戸内海の浜辺の景色を描いたものです。 浜辺に打ち

瀬戸大橋(正面)とふもとの街並み ~水彩スケッチ~

瀬戸大橋を真正面から見られるスポットがあり、そこからの景色(12月の夕暮時)を描いたものです。 近くで見ると本当に大きく、圧倒されます。夕方でしたが「いいな」と思ったので、急いでスケッチブックを広げました。 瀬戸大橋だけは、鉛筆でしっかり下書きをしてから描いています。たまたま船が通ったので、それも書き加えてみました。車には長い影をつけて、夕暮れ時の感じも表現しています。 つづいては、瀬戸大橋のふもとの街並みを描いたものです。 このあたりは古い家々が残っていて、街並みに

アジサイ ~水彩スケッチ~

白いアジサイの花のアップを、スケッチしたものです。 「庭木図鑑 植木ペディア」によると、白い花びらに見える部分は、実は「萼(ガク)」なのだそうです。萼は花びらの一番外側の部分で、花を支えたり保護する役割を持っているのだとか。 一般には緑色で葉の形をしていますが、アジサイのように花に見えるものもあるとのこと。本当の花は、中心にある微小な部分だそうです。まったく知りませんでした。 もう1点、神社に咲いていたアジサイを描いたものがこちら。 先ほどとは、少しタイプの違うアジサ

ピンクの椿 ~水彩スケッチ~

4月に咲いていた、ピンク色の椿を描いたものです。 よく見る赤い椿とは違って、とてもコンパクトな印象です。まるで和菓子で作ったかのような花びらの重なりが、目をひきました。 ただ影の部分を黒で塗ったのが、少し失敗だと思います。 影を表現したかったのに、少し傷んでいるような印象となってしまいました。 そこでフォトショップを使って、影の部分を少し濃いピンク色で塗り直してみたのがこちらです。 影に見えるかはわかりませんが、こちらの方が良いように思います。影の色選びは少し難しい

ユキヤナギ ~水彩スケッチ~

白い小さな花が、枝いっぱいに咲いていたのが綺麗だったので、スケッチしたものです。 調べてみると「ユキヤナギ」という花でした。枝葉の様子がシダレヤナギに似ていることから、名づけられたそうです。 描いたのは1本の枝だけですが、実際は雪が降り積もったように、白い花が密集して多数咲いていました。 開花時期は4月頃で、桜が咲く前後くらいに咲くため、一緒に見ることもできます。また見た目に似合わず丈夫で、育てやすい花だそうです。

ツツジ ~水彩スケッチ~

絵を描く際のモチーフとして、一番ポピュラーであり描きたくなるのが「花」だと思います。屋外でスケッチをする時にも、季節の花はとても目をひきます。 今回の絵は、4~5月頃にかけて咲く「ツツジ」です。 子供の頃に、蜜を吸った経験がある方も多いのではないでしょうか。 ツツジは種類が色々あるようですが、一般にツツジといえば「オオムラサキツツジ」のことを指すそうです。 描いたツツジは、よく見慣れているピンク系のものでした。色は他にも、白系や紫系などがあります。 こちらは、白に紫

水彩スケッチをご紹介 ~瀬戸大橋~

はじめに前回書いた「私の独学スケッチ」という記事では、身近なものから広い景色が描けるようになるまでを、絵と共に紹介しました。 こちらで紹介した以外にも、描きためていたスケッチがあります。そこでこの場をお借りして、私の水彩スケッチを紹介していきたいと思います。 スケッチ練習の参考にした「永沢まことさん」の本には、 作品がたまってきたら、次に必ずしなければならないことがあります。それは絵を他人に見せる、ということです。 と書いてありました。絵を出来るだけ多くの人に見せて、