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水彩スケッチ

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少し前に描きためていた水彩スケッチを、簡単な説明とともに紹介しています。(全17回)
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2020年9月の記事一覧

ハナミズキと菖蒲の花 ~水彩スケッチ~

「一青窈」さんの歌でも有名な、「ハナミズキ」をスケッチしたものです。 桜の花と同じように、高い木の枝先にたくさんの花が咲きます。開花は5月頃で白い花もあり、秋には葉が紅葉するそうです。 花に見えるピンクの部分ですが実は葉の一種で、中心に集まっている黄緑色のものが本当の花なのだとか。ちなみにアジサイもそうでしたが、知りませんでした。 次は道端に咲いていた、「菖蒲」をスケッチしたものです。 鮮やかな紫がとても目を引きました。色は他にも、ピンク・白・黄色などがあります。

岡山城とお屋敷のスケッチ ~水彩スケッチ~

こちらの絵は、少し遠くから眺めた「岡山城の風景」を描いたものです。 お城はカタチが複雑なので、下書きをしてから描きました。屋根の勾配や天守の重なりは、描くのが難しかったです。ちなみに岡山城はその外観が黒いことから、「烏城(うじょう)」とも呼ばれています。 次の絵は「旧野崎邸」という大きなお屋敷の、家のなかを描いたものです。 ふすまで区切られたお座敷が、ずーと奥まで続いているようすを描きました。昔は、こんな作りの家があったのですね。いったい、どんな風に使っていたのでしょう

小さな漁港の風景 ~水彩スケッチ~

最初のスケッチは、小さな漁港にとまっていた船を描いたものです。 鉛筆でしっかり下描きをして、後でペンを使って線を引きました。そのため線に迫力は感じられませんが、カタチは正確にとらえられたように思います。 次のスケッチは、同じ漁港で二人の男性が話しているのを描いたものです。 私がスケッチの参考にしている「永沢まこと」さんの本によると、人物を描く際は「後ろ向き」が描きやすいとのことでした。確かに描く要素が少なくなるので、描きやすいと思います。 また人物はなぜか頭が大きくな

瀬戸大橋の縦パノラマスケッチ ~水彩スケッチ~

瀬戸大橋は近くで見ると、とても迫力があります。今回の絵はスケッチブックを縦向きに使って、瀬戸大橋のアップをパノラマスケッチしたものです。 こちらは下書きを行わず、ペンだけで描きました。 橋の根元あたりから勢いよく縦の線を引いたのですが、ぐにゃっとした線になり、あきらめかけた(よくあります)のを覚えています。 なんとか気を取り直して上まで縦線を引き、道路や吊りの部分を描いていくと、意外とカタチになってきました。 そしてふもとの景色や遠景などを描き加えていくと、遠近感が出

「神奈川沖浪裏」の模写 ~水彩スケッチ~

前回につづき、模写したものを載せてみます。今回は、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」という絵です。模写がこちら。 北斎の絵としては、一番有名かもしれません。「富嶽三十六景」という、富士山が見える景色を描いた作品の1枚です。 鉤爪のような波頭の描写が特徴ですが、模写してみてそのひねり具合に驚きました。手首を極端にいえば1回転させるようにしないと、くい込むような形を表現できなかったからです。 模写をしていて、ふとジブリ映画「崖の上のポニョ」に出てくる波のアニメーションのことを思い出

「ひまわり」の模写 ~水彩スケッチ~

今回は水彩スケッチではないのですが、ゴッホの「ひまわり」を模写したものがあったのでそれを載せてみます。 こちらにフォトショップを使って、水彩画風に色をつけてみました。 マウスを使って着色するのは、なかなか大変でした。やはり色塗りは、絵の具を使った方が楽しいです。 以前、「色彩楽」をご紹介という記事を書きましたが、そのなかではゴッホのことを「黄色に魅せられた画家」として取り上げていました。 「ひまわり」の絵は何種類かあり、今回模写したものは背景が青でした。黄色の補色(反