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アンゾフの成長ベクトル・・・企業の成長の方向性を考え、的確な戦略を策定するツール

POINT・・・アンゾフの成長ベクトルのアンゾフは応用数学と経営学の学者であり、かつ会社経営もしていたことを考えると、数学的思考は経営学に応用できるということかと思った。経営者は理系思考ができる方が有利なんだと思う。4つの成長方向性を言えるようにする。市場浸透戦略、新製品開発戦略、新市場開拓戦略、多角化戦略

キーワード・・・アンゾフ、戦略

イゴール・アンゾフ・・・(1918年12月12日 - 2002年7月14日)は、ロシア系アメリカ人の応用数学および経営学者、事業経営者である。その業績により「戦略的経営の父」として知られる。

成長したいと思ったことはありませんか。人間の成長について考える場合、身体面、精神面、学力面などさまざまな要素が考えられますね。そして、成長させたい要素に応じて訓練を受けたり、経験を積んだりする必要があります。これは企業も同様です。企業の成長にもさまざまな要素があり、何をするべきか、経営判断を下さなくてはいけません。迷ってチャンスを逃しては経営者失格となってしまいます。そこで、アメリカの経営学者アンゾフが考え出した道具が成長ベクトル(製品・市場マトリックス)です。「製品」と「市場」という2軸でシンプルに分類し、企業の成長の方向性を見出すことができます。

★4つの成長方向性について
アンゾフの成長ベクトルでは、製品と市場という2軸を、さらに新規と既存に分け、それぞれの要素を掛け合わせて、次の4つの戦略を導き出すことができます。
市場浸透戦略・・・既存の顧客に対して、既存の製品をもっと買ってもらうための方法を考えます。例えば、広告宣伝の活用やセット価格導入など、マーケティング的な手法を活用することが考えられます。
新製品開発戦略・・・既存の顧客に対して、新たな製品を投入する戦略です。既存顧客と関係性が深まることになります。
新市場開拓戦略・・・新規の顧客に対して、既存の製品を購入してもらう方法を考えます。例えば、業務用洗剤を家庭用として販売することなどです。
多角化戦略・・・新規の顧客に新規の製品を投入していくため、非常にリスクは高いですが、リターンも大きくなります。多角化戦略には、さらに関連型や垂直型、非関連型など多様なバリエーションがあります。

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