コンフェスコ 11/n よみがえる恐怖
コンフェスコとルカはみんなの顔を見ると、からだの疲れ、これまで味わったことのない恐怖と緊張から解き放たれて、その場で倒れ込み気を失ってしまいました。
コンフェスコの目が覚めるとそこはコンフェスコの部屋の中でした。 どれくらい寝ていたのかわかりませんが、全身の痛みですぐに起き上がることは出来ませんでした。
起きたばかりで食事も取っていないせいで頭も視界もぼんやりしています。コンフェスコはすこしずつ明瞭になる思考と共に、なぜこのような状態になっているのか、だんだん思い出します。
ギガントから逃げるのに必死で
走っているときは何も感じず
何もわからなかった だけど
ところどころぶつけていて 身体中が 痛い
ふいに、コンフェスコの頭の中でギガントの白い2つの目が浮かび上がります。
からだが震えます。思い出すと気分が悪くなって来ました。コンフェスコは考えることをやめようとしましたが、ルカの顔を思い出します。
そうだ、ルカは大丈夫だったのか
ルカに会いたい
そう思ってからだを起こしていると、継母のソフィアと兄のフィルミノが部屋へ入ってきました。
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