4.異文化間コミュニケーションで気をつけること。

今日は、私が異文化間コミュニケーションにおいて気をつけていることを書こうと思う。これは授業をする際にも気をつけていることである。参考になる人がいれば幸いだ。

まず、前提として異文化間コミュニケーションとは、国同士の問題に限らず、自己という文化とそれ以外の他人とのコミュニケーションを指すもので、非常に広い範囲に対して使っている。

 

1.否定しない

私はできるだけ否定しない。というか、否定の言葉を使わない。それは頭ごなしに否定してもその意見を変えさせることは出来ないからである。

多くの場合、相手は何らかの論理があって、その言葉をアウトプットしている。それを変えたいなら、「あ、そっちの考えの方がいいかも…」と自発的に思わせることである。

問題などの答え合わせでも、「ふーん、そういう考えなんだね」というようなニュアンスで間違いを伝えればいい。最初は戸惑うかもしれないが、学習者もそのうち慣れるように思う。

 

2.とにかくポジティブ!

これは非常に単純なことだが、「反省はしても後悔はしない」ことである。なかなか難しいかもしれないが、過去は変えられないこと。大抵の失敗をしても、死ぬことはないと腹をくくる事。この2つが重要のように思う。

 

3.答えを相手に出させる

1と似るが、相手の思考を誘導するのである。結局学びは相手の頭の中でしか起こらない。そのことを強く意識することが大切である。

 

 

4.おうむ返し

相手の言葉を反芻する。

「私オムライスが好きなんだー。」

「へー、オムライスが好きなんだ!俺はそばが好き」

オムライスが好きなんだ!を挟むだけで、受けては共感してもらえている気持ちになる。ぜひ使ってほしい。

 

5.ありがとうとごめんねをいう。

これは特に日本的だが、とにかくありがとうとごめんねをいうことは日本のコミュニケーションの上で重要だ。「好きだ」「愛してる」はいうほど軽くなるというが、ありがとうとゴメンネはそんなことはない。どんどん言っていこう。

 

6.相手をほめる

不自然になりすぎないLevelで褒める。褒められて嫌な気持ちになる人はいない。身につけているものでも中身でもいい。どんどん褒めよう。

 

7.本音を言ってくれたことに感謝

嫌なことを言われたときに、「本音を言ってくれてありがとう」という気持ちを持つようにしている。相手は心をさらけ出して、それだけ無防備な状態である。自分は反対に心を開くか開かないかの選択権がある状態だ。優位性を保っていると思っておおらかに振る舞おう。

 

8.嫌いな人にはなにも指摘しない

 7の続きで、嫌いな人には何も指摘しない。問題点を指摘すれば、それを通して相手が成長する可能性があるからだ。本当に嫌いな人間はそのまま不幸な人生を送ればいい。そう思うことで心が楽になるように思う。

 

9.一緒に、やっぱりを使う。

一緒にとやっぱりには、相手を高める効果がある。一緒にというとなんだか安心感がある。実際に一緒にやるかどうかは関係ないという研究結果もあった気がする。頑張って勉強しようと、一緒に勉強しようでは、後者のほうがいい感じがする。勉強するのは狭義では学生のみ出るのに。

やっぱりはもともとそう思っていたという意味がある。優秀だねという言葉も、やっぱり優秀だねと言われたほうが嬉しくなるのではないか。

 

 

今日はこのくらいにしようと思う。どこかで役に立てば幸いだ。

 

 

 

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