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『アイデアが実り続ける場のデザイン』刊行記念イベントと屋台的なもの

6/23 17:00から『アイデアが実り続ける場のデザイン』の著者である小田さんと、『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」』の著者である吉田さん、β Venture Capitalの代表取締役パートナーの渡辺さんがモデレーターで「長時間・オフレコトーク・お酒あり」のトークイベントを福岡で行います。

福岡はアイデアが生まれ続ける場だろうか?

非常に発見の多い本でした。というのも私は基本的にスタートアップ業界にいるので、新しいアイデアを持ってビジネスを始める人たちが集まるからです。ある意味、アイデアが実り続ける「場」にいつもいました。しかし、歴史のある企業や大企業になるとアイデアを発表し続けること自体が難しくなっていく。この視点を持っていなかったので、新鮮な情報として読めました。

イベントを企画するにあたり、福岡の新規事業に関わる人たちにヒアリングしましたが、組織の上層部と部下との軋轢というのは根が深い問題です。上層部の方々からすれば、部下が主体性がないように見える。しかし、部下からすれば、新しいことを提案しても徒労に終わってしまう。両者とも変わりたいとおもっているのに変わることができない現状があります。

そもそも、自分自身を変えるだけでも大変なのに、組織を変えるというのはもっともっと大変なことです。では、我々はこのまま何も変化がないままなのでしょうか?

今、福岡ではビルを建て直していますが、ビジネスもそうです。新規事業やオープンイノベーションが活発になっています。私はこの流れを大きな変われるチャンスだと認識しています。既存の事業を変えていくことは難しくても新しいものを受け入れることが得意な福岡の人たちならば、これを機に自分たちのビジネスを再定義することが可能なのではないでしょうか。

スタートアップ「屋台」って何?

私は福岡に1991年に生まれ、城南区別府育ちです。20代のころに5年ほど東京に住んでいましたが、生粋の福岡人と言っても過言ではないはずですが、福岡と言われて連想するものの筆頭に屋台が思い浮かびます。学生時代の友達とも飲んでいたし、同席したおじちゃんと喧嘩して仲直りしたのは良い思い出です。

ところが、福岡のシンボルである屋台が消滅の危機があったことは皆さんご存知かとおもいます。それから、高島市長が屋台を復活させましたが数年前から屋台のオーナーさんたちがラーメンだけではない多様な食やお酒を提供するようになったことに私は関心があります。自分たちの価値を再定義して、福岡観光の目玉になっています。

何よりも、観光で来られた方も気軽に「よってこんね!」と語り、「どこから来たと?」と聞き、「ラーメンならあそこが美味い!」と教え合うあの場は私にとって特別な空間です。

屋台は大きく変わりました。自分たちを再定義したもっとも身近な事例です。スタートアップ屋台は、新しいものを受け入れつつ、語り合う場を目指しています。6/23は会社を変えていきたい・新しいアイデアを生みたいと考える人たちにとって発見がある1日になるだろうと信じています。ぜひ、遊びに来てください。


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