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Dentsu Digital テックブログ2020振り返り

電通デジタルテックブログ運営の齋藤です。

前回の記事は「電通デジタルが考えるデータ系職種のあれこれ」でした。電通デジタルTechアドベントカレンダー最終日は、本年のテックブログの振り返りのエントリになります。

本テックブログはちょうど1年前の2019年12月25日に「BigQueryで傾向スコア分析」というエントリで開始しました。

その後、テックブログ自体に言及した記事がなかったので以下3点についてそれぞれ書かせていただきます。

・本テックブログ設立の目的
・2020年の活動集計
・ふりかえりと来年の抱負

本テックブログ設立の目的

本テックブログ設立の目的は大きく2つあります

1. 弊社のエンジニアリング領域業務の認知向上
2. ソリューションの認知や理解向上と発表場所の提供

それぞれについてご説明させていただきたいと思います。

1. 弊社のエンジニアリング領域業務の認知向上

弊社サイトの会社概要ページにある事業概要は

デジタルマーケティングの全ての領域に対する、コンサルティング、開発・実装、運用・実行の提供

となっています。

「開発」「実装」「運用」という言葉がありますが、弊社はシステム開発や自主サービス運営が主業ではありません。この概要を読まれる方は「どんなことをどこまでやっているのだろう」という疑問を持たれることもあるかと思います。

そこで「普段の業務でこんなことをここまでやっています」をお伝えする手段としてテックブログを書くという方法を採用しました。

2. ソリューションの認知や理解向上と発表場所の提供

こちらはやや内部向けの理由にもなるのですが、以下意図があります。

・(特に部署をまたいで参照される)ソリューションの話は「あの話はあそこに書いてあるから」という状態にしたい
・ソリューションの担当者が記事を書くことで理解を深め、対外的に発表するトレーニングの機会にしたい

1つめの話は多分に漏れず、一定の部署内でのナレッジ管理はされていても部署をまたぐと権限やアカウント発行(特に有償のものの費用負担の話)などの都合で滞りがちになります。

「オープンにしていいものはオープンにしてしまえばいい」
(部署内では「全裸戦略」と呼ばれています)

というポリシーのもと、「ここに書いてあるから」とURLを渡してしまえば終わるようにしたいという思いがあります。

2つめの話はテックブログの記事にして公開するので、執筆者は単純に文章を書くだけではなく、ある程度の工程(部署内だけでなく、広報部のレビューなども)を経ることになります。

「あるトピックについてきちんと説明をする」

ことをトレーニングする機会としても活用したいという思いがあります。

2020年の活動集計

2020年と書いていますが、2019年の1記事を集計に含んでおります。また、アドベントカレンダーの記事は今回集計外(PVやlikeなどがまだ出揃わないなど、他と条件合わせるため)としております。ご了承ください。

累積記事数

累積の記事数は「40」でした。うち19が今月のアドベントカレンダーとなります。

累積記事数(2019-12〜2020-12)

アドベントカレンダーの期間を除くと12ヶ月で21記事で、1.75記事/月と2週間に1記事に届かないペースでした。

記事カテゴリー

ハッシュタグで集計だとピンポイントなものが多く、カテゴリとしては細かすぎるので、私の主観で以下の6カテゴリに集約してみました。

・データサイエンス(pLTV、手法の紹介など):8
・データラングリング(Airflowでの自動化や使い方):4
・バックエンド開発(GolangでのgRPCの話):4
・組織/取り組み(弊社の取り組み・働き方など):2
・ソリューション紹介(DAR APIなど) : 2
・インフラ(AWSのマルチアカウントの話) : 1

記事数ではデータサイエンス/ラングリングとそれ以外で半々という状態でした。執筆者の所属部署が大きく分けて2つで、取り扱っているトピックで別れた形になります。

PV, like上位3記事

noteダッシュボードでのPV, like数で突出していたのは以下の3記事でした。上記カテゴリでいうと「データサイエンス」が2記事で「組織/取り組み」が1記事になります。

振り返りと来年の抱負

振り返りを端的に表すと下記の「テックブログは続かない - 何サイトか潰した後にブログが有名な企業に転職しての気づきと反省」にあるよくない傾向が出始めていたように思います。

上記のエントリの内容から記事数に関するトピックについて少しお話します。

当初はアサインメントやスケジュールを決めていました。しかし、最初のストックが尽きると挙手制に移行し、記事投稿数が減り、投稿があっても執筆者が固定化されるという状態になりました。

また、初めて執筆するメンバーは想定以上に執筆に時間がかかっていました。テーマを決めるところや内輪向けのコンテキストに依存しない文章を書くことなど、苦労したこともあったようです。

結果、記事執筆ペースは1〜2週間に1記事(2〜4記事/月)という目標でしたが、記事の公開ペースも1.75記事/月という結果になりました。

アドベントカレンダーはこの状況を鑑みて1ヶ月半前から関係者(運営、執筆者)を集めたり、定期的に締め切り確認をするなど積極的に運営をしました。結果、平日の記事の更新を続けて本日を迎えることができました。運営、執筆者が積極的に動ければできそうという実感はできたものの、現状でこれを日常的に継続するのは難しそうとも感じています。

上記の記事にもありますが、業務の枠組みの中に組み込んでいく仕組みや、執筆へのインセンティブ設計が必要で、現在検討中というステータスです。

おわりに

本記事が2020年の電通デジタルTechアドベントカレンダーの最後の記事になります。

当初目標からすると「もう少し頑張らないと...」という結果になりましたが、来年からは仕組みの方にテコ入れをして頑張っていきたいと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。来年も電通デジタルおよびテックブログをよろしくお願いいたします。

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