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TABIPPO学生支部を2年間経験して学んだこと。

2021年2月28日、19時半過ぎ。
総合司会を務めるはるかの言葉と同時に、BackpackFESTA2021 day1が終わりを告げた。

いま振り返ると、終わりではなくここからが本当のスタートだった。終わってもメッセージは止まることがない。終わりと同時に次のBackpackFESTAの準備が急ぎで始まった。悲しみも、嬉しさも、達成感にも浸る時間は無く次の準備で慌ただしく始まった。同じBackpackFESTAを作るつもりなんてない。コピーはいらない。最後まで本物を求めた。少しでも旅を知って、好きになって、何かのきっかけになってもらえるように満足の行くものを求めた。

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2021年3月7日、19時半過ぎ。
TABIPPO学生支部のBackpackFESTA2021が完全に幕を閉じた。それと同時にTABIPPO学生支部2021としての活動が終了した瞬間でもあった。

活動が終わることで、僕の2年間のTABIPPO学生支部の活動も終わった。終わりはいつだって静かにそっとやってきた。

2021年3月7日。
BackpackFESTA day3運営メンバー&活動最後日の写真。

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2年目を決めた理由

詳しくはこのnoteに。

簡単に。
1年目は代表や色んな人が与えてくれた、作られた環境でTABIPPO学生支部で活動していた。今振り返っても活動に「参加」していた。もちろん間違えなんてないし、その方法を取るのも正解だと思う。でも僕のまわりには必死になって「運営」している人も多くいたのは事実。同い年、年下、高校生そんな子たちでも全体を指揮して、支部を越えて全都市の舵を取っている人もいた。そんな姿を見て僕は組織を「運営」していなかったことに気づいた。だからこそ2年目として「運営」に挑戦してみたくなった。だから2年目を決めた。

「運営」を目標に2年目を始めた。
でも、環境は180度違った。考えられないくらい変化して、2年目として活動が始まったけど僕たちも初めてで経験したことがなかった。すべて0からのスタート。そんな激動の2年間で感じた事、僕が学んだ事をこれからも忘れないためにそっと残しておこうと思う。


1.組織は生き物

これは文ちゃんの言葉。
1年間を経験したからこそ、「1年目の姿」「組織の方向性」「その時の自分の役割」「1年目の経験」が正しくて、居心地の良い環境だと感じ思っている人はたくさんいると思う。

でもそれはあくまでそのメンバーでの支部の姿であって、2年目の姿が必ず同じであるとは限らない。メンバー、環境、経験、考え方、目的、意識などすべてが変化する。同じ形なんて存在しない。だから1年目と比較して、組織は大きく変わる。変わるからこそ1年目の姿に「依存」してほしくない。僕は少し依存していた時期があった。「組織は生き物」だから、その場に対応してその環境でその人たちで作るベストなもの・正しい物を作っていくのが組織としてあるべき姿であって、理想の形。

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2.即レスできる人は強い。

・即レスは問題を瞬時に解決する。
・即レスできる人間はみんなから信頼される。

即レスできる人間は本当に強い。
広報の役割を持っていたのもあって「即レス」は特に意識した。自分の発言が必要な事、決定権があることはとにかく「スピード」を意識した。もちろん丁寧であることは当たり前だが、少しでも早く会話のキャッチボールを終わらせて自分・相手が共に行動に動かせる時間を作るためには即レスが大事。

最後まで大高響には勝てないけど、即レスができる人間になれたと思ってる。即レスができる人になったことで、たくさんの仕事を任せてもらえるようになったし、自分に決定権や責任のある経験したことのない役職も務めることができた。それだけじゃなくて、色んな人から相談や質問が来るようになり、色んな人から「信頼される人間」に最後はなれたと思う。

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3.50%でもいいから早く出す

これは謙志さんから教わったこと。
多分これはきっと社会人でも大切な事。「即レス」と少し似ている。以前の僕は完璧主義の人間だった。満足できるまでやって、納得ができてて提出していた。学生支部で、責任のある立場・リーダーを務めてことでこの重要性を実感した。

旅大学のFB、投稿文作成、スケジュールなど確定・完璧にできていなくても大まかな流れや必要なことはある程度決めていた。自分で100%もっていかなくても、50%を作り、FBをもらいながら一緒に作成して100%にした方が、お互いに納得したものが最短で作れる。それだけじゃなくて早めに多くの人に見てもらえる場で出すことで、ミス・自分の認識不足・知らなかった事なども確認してもらいながら。相手の意見・考えも取り入れながら進めることができて一石二鳥。


4.率先して2人目になる

これについてはこのnoteを。

2年目はリーダーという役職を任されたが、
リーダーよりも「2人目の存在」が組織で1番大事だと終わってからも思う。

「率先して2番目になる」
=誰かの発言、提案、意見に対して反応・意見できる人。

この結果がTABIPPO用語では
「エンゲージメント」「心理的安全性」という言葉に繋がると思う。

中心で舵を取り、叫び、踊ることができる人はたくさんいると思う。でもそれに続く2番目こそ本当に重要で必要な存在。そこで2番目がいるかいないかで、舵を取る人・その周りにいる人の行動が大きく変化して、組織がすごく変わる。

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5.意思表示を示す

組織が大きくなればなるほど決断というものは時間がかかる。人が増えることで、意見や考え方が増えるからだ。だからこそ僕は率先して意思表示をした。会話はslackだけにして、大人数グループやPJのチャンネルに対して自分が必要な事に対して確認・理解したら積極的に自分の名前が入ったスタンプを押していた。そうすることで、他の人にも自分が理解している・確認しているという事が一瞬でわかる。そのことで「○○に確認した?了解を得てる?これ納得している?これで平気なのか?」などといった余計な考え・不安などが極力生まれてこなくなる。

「50%でもいいから早く出す」と似ているけど、意思表示を出すことで、大きなミス・変更点なども最小限に収めながら進めることができる。だからこそ自分から積極的に意思表示を示すことが大事。

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6.小さな事でも「言葉(文字)」にして伝える

これが意外と難しい。
TABIPPOではTUNAGというものを導入しているが、ほとんどの人は使えていなかったと思う。本当にもったいないと2年目をやってからはよく感じていた。

小さな感謝、
優しい心使い、
助けてくれたこと、
一緒に頑張ってくれたこと、
「ありがとう」という一言、

どんなことでも言葉(文字)にして伝えることが大切。

「ありがとう」を言われて嫌な人はいない。

だからこそ「ありがとう」そんな簡単な言葉でもいいから、言葉(文字)にすることが大切。学生支部で言えば、TUNAGという制度を活用していき、多くの人に対して「○○が○○してくれた!」という事実をを伝えていくことが大切。個人間で完結させるのではなく、多くの人が見れる場所でいう事でその人の良さというものが、より多くの人に伝わる。

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7.熱狂する

熱狂って最高。
夢中になって、がむしゃらになって熱狂する。僕はそんな時間や空間が好きだ。熱狂するから「成功する」「達成できる」ことはない。人生は失敗ばかりだと思う。だけど夢中になって、必死になって、自分の持っている力を全部出して頑張っている人はかっこいいと思うし、素敵だと僕は感じる。

人生は1度しかない。
「きっかけ」はなんでもいい。僕が活動を始めたきっかけは友人に誘われたから。別に理由なんてどうでもよくて、誰も気にしない。でも自分で道を選んで、活動しているなら本気になって、全力でやって、後悔しない選択をすることが正しい道だと思う。嫌ならやめればいいい。やりたくないならやめればいい。やると選択した以上は必死になって、できることはすべて尽くして、熱狂して、そんなことが大切だと僕は2年間を経験して思った。

「せーの、3150!!」

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8.信頼する

僕の最も苦手な事かな(笑)
でも2年目を経験して1番成長できた部分でもあると思う。自分の意見を言葉にするだけじゃなくて、思いや考えを1人でも多くの人に伝えることは意識していた。信頼する、されるの前に自分を知ってもらったり、過去があったの今があるから過去の話はを話すようにしていた。

信頼していた大口くん。
活動中話す機会はめっちゃ少なかったし、お互いに1on1とサシ飲みしても話すことがなかったのは良い思い出。でも僕は1番信頼していたから、彼が担当している所には口出しをしなかったし、彼に任せっきりだった。彼も僕が持っている部分には口を入れてこなかったし、意見も言わなかった。お互いが信頼し合って、任せ合ったいたのかも、これが信頼なのかわからないけど、僕は信頼だと思っている。

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9.旅をしてたくさん出会う

「若者が旅する文化を創る」
TABIPPOに関わった人は1度は聞いたことがあると思う。旅を広めるためには、まず自分が旅をすることが大切。自分が魅力を知らなければ、相手に熱を持って伝えることも話すこともできない。僕はTABIPPOに関わって初めて「旅」を知った。そして自分の知らない景色、知らなくて聞いたことのない場所へたくさん行った。その地域に住む人、初めて会う人、初めて知ること、そんなことがたくさんあった。そんな機会を増やしたことで、自分の人生が加速した。たくさんの気づき、学び、大学や勉強では教えてくれないことをたくさん知って学ぶことができた。旅は何があるかわからない。どうなるかわからないけど、気づかされることも学ぶこともたくさんある。だから僕は旅が好きになった。

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10.細かい事こと丁寧に。

リーダー、統括になると「責任」というものがついてくる。その立場になって求められる事は物事を前に進めたり、進む方向を示す事だと思う。つまり手を動かすことよりも「決断」を行うことが役割になってくる。でもそれを行う上で僕が最も大切にしていたことは「細かい事こそ丁寧に」することだと僕は思う。

実例
・ファシリの進行役をやっている

意識すること
・チャットを全員で盛り上げる。
・アジェンダとzoomURLは余裕を持って事前に。
・画面共有で使っている資料をチャットでも送る。
・次に話をする人に「次はあなただから準備お願いね」とメッセージを送って、交代・無駄な時間を出来るだけ少なめに。

理由
・議事録の人にとってわかりやすい。
・途中から入ってきた人でもわかりやすい。
・次の人は資料を出して落ち着いた状態で話せる。
・ミュートで話せなくても自分の意見をチャットで書いたり、チャットを見て笑ったりしている人を増やすことで、聞いているだけのzoomにならない。

いくら役職があったとしても、細かいことができていなければ人として信頼されない。信頼されなければその人についていこうとは思われない。だからそこを徹底的に意識していた。特にみんながやらないような事や意識していない細かい事を丁寧に行って、少しでもより良い環境を作りだすことを意識していた。

ファシリをやってもらったカード。

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おまけ

書きたいことはもっとあったけど、
今日(7月12日)にnoteを出したかったからこのあたりで。

今日の1年前に2年目としての初日の日で、学生支部2021の活動もスタートした日だった。そんな日に2年間の振り返りnoteを出したかった。

あと1つだけ振り返りのnote出します。
(これの数倍長いnoteを絶賛執筆中です。。。)

キックオフ運営メンバー&初対面の日。

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東京支部のキックオフ。

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おすすめnote

僕の独断で選んだおすすめの2つのnote。

本当に色々とお世話になった、あかね。
最終的にはたくさん助けられて、支えられた。BackpackFESTA後の3月に飲みに行けなかったから、そろそろあかねと飲みに行きたい!!

こちらも代表としても、
社員としてもたくさん助けられた、ぶんちゃん。


2年目スタッフへ

僕が書いたことが「すべて正解」ではないです。

十人十色という言葉があるように、
10人いれば10個の選択肢があって、10個の結果がある。

だからこそこのnoteを読んでいる2年目の人は
色んな方法・選択・決断を模索して活動してほしい。

何も変わらない選択や決断ではなく、
自分たちで選択・決断して新たな未来を作ってほしい。

「これからの道を作っていくのは君たちで、
 失敗か成功かは自分たちの手で選択して道を作っていく。」

「存続」という結果になったからこそ、
TABIPPO学生支部の最高な未来を作ってほしい、
誰も想像できなかった素晴らしい未来を作ってほしい。

今年は活動に参加しないので陰ながら応援してます。

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最後に

少し偉そうに書いたけど、大学生活4年間のうち2年間の青春を過ごしたTABIPPO学生支部が今年も学生スタッフを募集しているので、是非興味ある方は参加お待ちしています!




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