見出し画像

【何が起きてる?】コロンビア反政府デモによるコーヒー業界への影響

<コロンビア国内の2週間にも及ぶ反政府デモは現在も続いています>

 コーヒー業界で働いている私達は、トラック運転手や港湾労働者が主導する毎年のストライキが、生産地域から港を通るコーヒーの移動に関して、サプライチェーンのタイムラインにどのように影響を及ぼすか身をもって知っています。

しかしながら、現在の状況に関してコロンビアの人々が体感している事とは全く異なります。私たちは実際に現場で、複雑な条件がどの様に絡み合っ、現在の状況に陥っているのか、詳細は完全には分かりません。実際私達の友人の多くは、非常に激しいデモの真只中にいます。私達に何かが出来るわけではありませんが、私達はコロンビアの人々が国政・国民全体が平和に前進出来る様、解決方法を見つけられるように訴え続けるつもりです。

画像2

取引先や現地のコーヒー生産に関わる友人達からの情報により、現在の状況がスペシャルティコーヒー業界にどの様な影響を与えているか、ご紹介しようと思います。

・多くの生産者は自身のコーヒーを配達や販売を担う場所(農協や買取り業       者)に辿りつく事が難しい

農協や買取り業から精製所への配達が完全に止まっている

・コロンビア南西部から太平洋側と大西洋側の両方の港への幹線道路が封鎖 されているため、輸出用のコーヒーを港に輸送する方法が無い

・Buenaventura(港エリア)のメインポートが完全に封鎖されており、部品を配達する為のトラック以外はエリアに入る事が出来ない

・現在は何も輸出が出来ない為、全ての輸出事業が6月に繰り越されたので、大変な混雑が予想され予約を取る事が非常に困難

この様な状況により、現時点では最低でも3~4週間程の遅れを予想しております。
 Cafe Importsのロジスティクスチームとグリーンバイヤーチームは、生産者の関係性を継続する為また彼らの友人としてコロンビア国内のパートナーと毎日連絡を取り合っています。今後の展開に合わせて、随時最新のレポートを提供していきます。

画像1

【DCS 珈琲チームより】                          コロンビア国内のおけるデモにより、入港が大幅におくれ大変申し訳ございません。随時皆様に最新の情報を提供していくと共に、コロンビアにおける情勢が平和的に解決します様切に願っております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?