ストライプドレッドブルボン!?【様々な品種】
皆さん、こんにちは!出荷スタッフの山村です。
いつもグリーンコーヒーストアをご利用頂きありがとうございます。
今回は、コーヒーの品種についてご紹介させて頂きます。
コーヒーの品種は現在200種類以上と言われております。その中から弊社で取り扱いのある4種類をご紹介させて頂き、その品種が含まれている生豆を少し挙げさせて頂ければと思います。
Villa Sarchi
まずは、ビジャサルチ種からご紹介いたします。こちらの品種はブルボン種の突然変異によって矮小化(小型化)した品種です。1950年代から1960年代にかけてコスタリカ北西部アラフエア州サルチ村で発見されたことから、「ビジャサルチ」と名付けられたと言われています。
高地での栽培に適性があることで知られ、高地である問題の1つの強風にも強いといった性質を持ちます。また、さび病に耐性を持たせるために生まれた、サルチモール種の親となる品種でもあります。
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ラスラハスマイクロミル-フィンカサバナレドンダ-ヴィラサルチ-イエローハニー(Costa Rica)
特徴:チョコレート、プラリネ、シトラスフルーツの芳醇な甘みと酸味が特徴です。
Pacas
ブルボン種の突然変異種。エルサルバドルのサンタ・アナにある農園で発見され、農園主であるパカス家にちなんでパカスと名付けられました。変異の過程で矮小化し、密植が可能になったことで収穫量の向上に繋がりましたが、病害虫やさび病に弱いという側面も持ち合わせています。
品質の高さに定評のあるパカマラ種の親にあたる品種で、エルサルバドルではとてもポピュラーな品種の1つで、国内の全生産量の約1/4がこのパカス種です。
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ホセ・マティアス・ヘルナンデス-フィンカ・エル・バランコン-パカス(El Salvador)
特徴:レモンやオレンジのような甘酸っぱくジューシーなフレーバーです。
SL28
ブルボン種に属する、ケニアを代表する品種で1935~1939年の間にScott Agricultural Laboratories(現在のNational Agricultural Laboratories=NARL)により選抜された品種の中の1つです。
※NARLとはケニアの農場試験場の事です。
干ばつに強く、矮小種で収量も期待できカップクオリティも高いと言われるSL28種ですが、コーヒーの木が収穫可能になるまで育ったのち、数10年が経過してからカップクオリティが良くなるという特性があります。
その特性上、今日、ケニアでは樹齢が長い木も多く、樹齢60年を超える木々が一般的に植えられており、未だなおしっかりと実を付け栽培されています。
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カリルニ - AB(Kenya)
特徴:紅茶やレモングラス、ジューシーな桃を思わせるコクのある強い旨味があります。
ナチュラル ルエラ(Kenya)
特徴:ワインらしい果実味と酸味、クランベリー、チョコレート、ベーキングスパイスのフレーバーがあり、甘く滑らかな味わいがあります。
ウテウジ ジンボ エンブ -AA(Kenya)
特徴:リッチで甘く、酸味があり、ダークチョコレート、糖蜜、カカオ、グレープフルーツのフレーバーがあります。
Striped Red Bourbon
最後は題名にも挙げさせて頂いております、「ストライプドレッドブルボン」のご紹介です。すごくカッコイイ名前ですよね!
こちらの品種はコロンビアのサン・アドルフォというピンクブルボンが発見された場所と同じ地域で発見されました。完熟すると赤いチェリーにオレンジのストライプが入っていることから名づけられた品種だそうです。
現在、遺伝子検査は行っておらず、公表されている情報もありませんが、一応、栽培と分離は行っております。今後、遺伝子検査の結果と合わせて分析するために、カッピングデータを収集しているところです。
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フィンカ ファン マルティン ソタラ カウカ ストライプドレッドブルボン(Colombia)
特徴:フルーティーでフローラル、ワインのような酸味、トフィーやベリーのフレーバーがあります。
フィンカ ファン マルティン-ソタラ-カウカ-ストライプレッドブルボン-ウォッシュド(Colombia)
特徴:果実の酸味、トフィーや柑橘系の果実の風味があり、甘くて香ばしい味わいがあります。ミントの様な清涼感も感じられ、独特な風味をお楽しみいただけます。
オクタビオ ルエダ ラミレス - フィンカ エル ミラドール - パレスティーナ - ウイラ - ストライプド レッド ブルボン(Colombia)
特徴:ベルガモット、キャラメル、アーモンド、シトラスゼストのフローラルで甘く酸味のある香りがあります。トロっとした甘みがあり、鼻から抜けるシトラスの様な酸が心地よいです。
最後に
皆様、今回の記事はお楽しみ頂けましたか?コーヒー屋さんに行かれる時がありましたら、品種にも着目してコーヒーを飲んでみて下さい。今回ご紹介させて頂いた品種があれば店員さんと品種トークをするのもいいですね!
今回も最後まで御覧頂きありがとうございます!これからも、コーヒーに関する様々な記事を投稿していきますので、どうか今後ともよろしくお願いいたします。
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