話し上手な人かどうかは、道案内で分かる。

こんにちは。
レトリカ教採学院(教採塾)、学院長の川上です。

話が上手な人なのか。
はたまた、残念ながら、下手な人なのか。

それは、道案内の演習をしてみると、よく分かります。

皆さんも、試しに考えてみてください。

今回の思考実験では、
広島駅を現在地とし、世界遺産の原爆ドーム(平和公園)を目的地とします。
(広島にお越しになったことがない、または、知らない方は、地図アプリなどで、ルートを検索してみてください。

あるいは、皆さんがお住まいの自治体で、同じように、駅を起点として、大きな施設・場所などを目的地としてもらっても構いません。

例:浜松町駅から、東京タワーまで。大阪梅田駅から、大阪城まで。など)

さて、広島駅から、原爆ドームまでの道を訊ねられたとしたら、どのように答えますか。

今回は、思考実験なので、運転手に一任のタクシーは除き、徒歩、自転車、バス、市内電車のいずれかで考えてみてください。

さて、考えられてみましたか?
道案内を考えてみられたら、スクロールして、話が上手な人だったか、残念ながら、下手な人だったかを、チェックしてみてください。










話が上手な人は、道案内では、マクロ的視点や、結論から話します。
例:
・トータルの所要時間
・降車駅は〇〇で、広島駅から何個目の駅
などをまずは話して、あとは、補足として、コンパクトな説明を添えるだけです。

話が下手な人は、ミクロ的視点や、自分での主観視点で話す。あるいは、時系列で詳細を話したり、情報を同時進行的に話したりします。
例:
「駅の南口にバス乗り場があるんですが、そこの、○番乗り場の、△△線にのって、✕✕駅で降りてください。あ、南口というのは、ここから・・・・。で、バスの料金は、◇◇円かかります。バスを降りたら、折り鶴タワーがあるんですが、それを目印に・・・。」
というような感じで。

話が複雑で、一文が長く、また、旅行者にとって、折り鶴タワーが何かも分からない状況で、主観的な説明しかできないのです。

もっと言うと、話が上手な人は、1分以内で、簡潔に説明ができます。
話が下手な人は、数分以上、なんなら5分くらい説明を続けます。

面接でも、話が上手な人は、短文を積み重ねる形で、コンパクトに結論から語ることができます。どの語りも、必ず、40秒~1分以内で語り終えることができます。
こういう人が、やはり合格していきます。

話が下手な人は、質問を繰り返し、質問された内容について、過去に対応した子供の話(「最初は、なかなか心を開いてくれなかったけど、最後は・・・」みたいな)とか、いかにして自分が教師を目指すに至ったかを、延々と、時系列に、事細かに語ります。

また、話が下手な人の典型的な特徴として、

面接の語り=言いたいこと + 過去に対応した子供の話や経験

というセットが常に出来上がっているというか、そう語らないといけないという固定観念があるので、どんな面接質問をしても、話が長くなるのですよね。

面接の質問に対する回答ばかりをストックして、作って安心していても、最後の最後に、話が下手だと、何を語っても、合格できないのです。


何を語るかも、もちろん重要ですが、どのように語るかも、同じように重要です。


話し上手な人を、目指していきましょう!!


ではまた!

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