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【バンドル版】DCFでマルチプルを理解する【中上級者向け】

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個別にリリースしているコンバージョンレート・EV/EBITDA・PER・PBRに関するnoteをまとめたマガジンです。マガジンには、配当利回りやFCFイールドを含めたすべてのバリ… もっと読む
初級編もすべて含んだバリュエーション辞典です。 今後追加されるすべての有料ノートへアクセスできます。
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記事一覧

DCFから考える適正PER水準

上の記事は、DCFをPERにブリッジすべく書いたものですが、数式が多く実践的ではありませんでした。そこで今回挑戦するのは、DCFの主なパラメータである ①10年間成長率 ②永久成長率 ③割引率 の3つを動かしながら、適性なPER水準は何倍なのかということを考える実験です。もちろんDCFベースで話を進めますので、まず実験のためのDCFツールを作ります。ファイルは最後に添付しておきますので安心してください。 簡易DCFモデルの作成DCFなんて難しく考える必要はなく、基本的に

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Prof.DamodaranのSP500に対する割引率推定

割引率推定はDCF法における永遠のテーマです。世の中的にはどうなっているのか、、、ということで表題にあるProfessor Aswath Damodaran氏の研究成果を紐解いてみます。この方、本源的企業価値評価の第一人者ですが、すごいのはSP500のインプライド割引率を毎月更新・公開しています。今日はHPにおいてあるエクセルの読み方、手法、理論的背景を整理します。 インプライドとは日本語ではよく”示唆される~”と訳されます。そのまま使う例としては、インプライドボラティリテ

DCF入門セミナーの資料掲載

セミナー資料をPDFでおいておきます。 ※すでにモデルを購入いただいてる方もいらっしゃることからこの記事は有料にしています(有料エリアにエクセルダウンロードがあるため) ※マガジン購読者の方は無料でアクセスできます ※PDFは無料でダウンロードできます。 本番は、画面共有と手書き補足をしながら進めます。書き込んだりする必要があれば各自ご準備お願いします。 マガジン会員の方にはモデルもシェアします(内容はスターターパックとほぼ同じです)。下のリンクから取得ください。

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【上級者向け】運転資本インパクトとバリュエーション上の注意点

これは苦手というか、気にしてない方が多いのでないかと思います。 今日は運転資本に焦点を当てて解説します。後半は、実際の素材メーカの数値例を用いて説明していきます。 運転資本とはまず、運転資本とは事業を進めるうえで必要な短期の投資です。これはいわゆる設備投資ではなく、”業務を回す中で必要になる資金”というイメージです。以下の3つの構成要素があります。これを売上高月数で表現したのがCCC(Cash conversion cycle)です。単位は運転資本が円、CCCは"ヶ月"に

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本当にはじめての人が読むバリュエーション入門②DCFで考える株価の変動要因

今日は前回学んだ、株価計算のイメージをつかって、株式投資のリターンについて考えてみたいと思います。 ※このシリーズではいまのところ「EPS」を面積に直すと表現していますが、最終的には「フリーキャッシュフロー」を面積に直すのが正しいです。そこは今後混乱する可能性があるので先に記載しておきます。 準備ーイメージを数字で表現ということで、前回見た最後の図ですが、 面積を出すための公式を先に書いちゃいます。かならずイメージと一緒に覚えてください。式だけだと頭に残らないので。

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【スターターパック】データを貼るだけ!10分で超実践的DCFモデリング!

EDINETのデータを貼るだけ - 究極の簡単DCFシステム注意)2021/6/21にモデルのデータ読み込み不具合を解消すべく、添付モデルを更新しています。本文下部からダウンロードください。元データのA-I列を列選択してdataシートへ値貼り付けしてください。その後、税金や運転資本などの数値を入力すると完成です。 注意)6/22に、過去データが不完全な新しい会社の例を加えました。データの貼り方を参考にしてください。それ以外は変わりません。 ーーー宝の山を見過ごしていませんか

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本当にはじめての人が読むバリュエーション入門①ーイメージを叩き込め!

バリュエーションのイメージを持とう!今回は1回目ということで、バリュエーションの話をするときに頭に描いてほしいイメージを共有します。株価の高低を決める要素を整理します。次回からの議論は同じイメージを頭に描けないと詰みます。図で理解することがとても重要なので、チャートや図を描けるようなるまで説明を繰り返し読むと効果が高いと思います。 イメージ①:右肩上がりの将来予想これは利益の推移を予想したものです。 横軸は年数、縦軸は利益の金額です。左端が今日です。このチャートで言えば右

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本当にはじめての人が読む財務諸表入門ービジネスサイクル図解

はじめまして、DCF Masterです。Twitterアカウントはこちら。 今日は「企業の活動記録としての財務三表」の正しい知識をもっていただくためのnoteを書いてみようと思います。 これから株を始めるかたももちろん、個別銘柄からその財務内容に興味を持たれた方、会計を勉強されている方などにもお役に立てば幸いです。 ・PL/BS/CFって複雑に絡み合っててややこしい ・利益率10%とROE10%はどう違う? ・営業利益と営業CFって何が違うの? ・本を買っても頭に残らな

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本当にはじめての人が読むROE入門ービジネスサイクル図解

※100イイネ超えたので有料にしました(2021/2/3)。有料版にはあまり知られていないROEの使い方や株価の影響などを整理した記事がついてきます。非常に実践的な内容になっているので是非お読みください。 ※下記noteは300イイネ目前です(⇒600超えました!ありがとうございます!)。気に入ってくださった方、RTしてくださった方、皆様ご支援ありがとうございます。 前回、ビジネスサイクルに沿って財務諸表を考えてみましたが、今回は財務分析に触れたいと思います。内容は1万字

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マルチプル法の分類&ディスカウント法との関係

バリュエーション手法の一覧 もっと自分で勉強したい!という方のために、よく使うバリュエーション手法の一覧を載せておきます。 簡単に説明すると、左側には株価計算の根拠になる基礎数値を並べています。キャッシュフローが一番正確な価値のベースですが、業態によっては配当や利益も使われます。また、キャッシュフローの中心は利益ですし、配当も利益から払われます。まずはこのnoteでも採用しているように、将来の利益の面積を考える癖をつけましょう。 注意点としては、売上にはディスカウント法

バリュエーション図解 - 財務回路分析

※今はすべて無料でよめます。是非最後までお楽しみください。 みなさんこのnoteを開いていただきありがとうございます。Twitterで知ってくださった方は是非noteもフォローやコメントお願いします。どんどん改善していって、いつか紙の本を書きたいなと思っています。やはり紙の本が一番繰り返してみてもらえるので。 ということで題名の通り本日はバリュエーション図解です。 バリュエーションというのは、、、 狭義では「財務数値から目標株価を算出すること」です。 ちなみに広義で

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DCFでマルチプルを極めるnote1【コンバージョンレートとは?】

当noteはプロ投資家による「PERなどのマルチプルをファンダメンタルズ分析と橋渡しするための解説記事」です。かなり手間をかけて集めたデータやバリュエーション理論が含まれていますので後半は有料とさせていただきます。(コンバージョンレートについては非常に重要な概念ですべての始まりですので無料でノウハウを公開します) EV/EBITDA編⇒PER編⇒PBR編と併せて読み込んでいただくと理解がさらに深まるように、順を追って発展していく内容となっています。もし面白そうだと思ったら是

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DCFでマルチプルを極めるnote2【適正EV/EBITDA編】

※EV/EBITDA編は前回noteが導入部分になっているため値下げします。 EV/EBITDAを極める※必ずコンバージョンレート解説noteを先に読んでください。 前回のnoteではコンバージョンレートの概念を共有し、CR/DR/gを掘り下げました。今回は、実際にマルチプルの計算をしながら理解を深めていきます。このシリーズではPERやPBRにも当然踏み込んでいきますが、まずはEV/EBITDAから始めます。なぜなら既に計算方法が分かっているからです。 DCF公式はEV

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DCFでマルチプルを極めるnote3【適正PER編】

※コンバージョンレート編とEV/EBITDA編と併せて読むとスッキリ理解できるはずです。9000字のかなり充実した内容になっています。是非有料エリアもお楽しみください。 (2021/1/17更新) 後半にPERを残余利益モデルで表現する数式を追加して、バリュエーションの本質に触れています。PERの理解が深まると思います。 PERを極める前回はEV/EBITDAを取り扱いました。CR/DR/gという3つのファンダメンタルズ要素が適正EV/EBITDAを決めます。 さて、次

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