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ChatGPTに教育してみたら

検索エンジンはもういらない!

ChatGPTを使った人なら殆ど同じ事をいうでしょう。

ChatGPT時代のSEO戦略

検索エンジンはもういらない!


これはChatGPTを使った人ならそのように思うだろう。
検索エンジンと比べるのがおかしいと思うほど別次元のサービスだと感じる。
新しい時代が始まるのだということを感じる。

簡単に使い勝手を説明しよう。
いままでの検索エンジンは、検索窓にキーワードを入力する。
するとキーワードに合致したサイトが表示される。
表示された何十万というサイトの中から、ほとんど勘といったものでサイトを選ぶ。
検索者は最初のページからよさげなページを選んで、クリックする。
このような手順で情報に辿り着く。
サイトに訪問してもらうためには、最初のページの上位に表示されなければならない。

各サイトは訪問してもらえるように文章を工夫する。
その作業がSEO対策と言われるものだ。
どんなに作り込んだサイトでも見て読んでもらわなければ何も始まらない。
だから必死に検索に引っかかるような文章作りを行う。
そのためにタイトルが過激になりすぎたり内容がタイトルと合わなかったりする。

基本的にサイトは総合情報の提供だが、検索者は欲しい情報のみ希望している。
最初からニーズとシーズが一致していない。

訪問者はガッカリしながら再び検索ページに戻り新たなサイトを開く。
こうして希望の情報が集まるまでこの作業は繰り返される。

残念ながら、ネットで出合う情報の質が高いとは言い切れない。
情報発信者も訪問者も大変な苦労をしてきた。
この時代が終わろうとしている。

昔から、デジタル検索と百科事典の比較がされてきた。
デジタルは素早く的確な情報を見つけることができる。
百科事典は探しながら新しい情報に触れ、思考が広がる。
現代人の忙しさが時間のかからないデジタル情報を選んだ。

ChatGPTで検索?すると、話し言葉で情報を提供してくれる。
そして、一歩踏み込んだ情報も提供してくれる。
この情報が思考を広げてくれる。
これがChatGPTの最大の価値だと思っている。

さらに、新しい情報から生まれた新しい疑問にも的確に答えてくれる。
小さな子供の「どうして?」の質問にも答え続けてくれる。
子供の好奇心、向上心、想像力、発想力を大きく広げてくれる。

もし、子供の頃にあったなら、凄いスピードで思考力が向上し、今とは違った人生になっていただろうと思う。
人間の発想力、想像力は人類誕生の時に与えられた能力だ。
この能力はどんな猛獣の牙よりも強く、自然の猛威よりも強かった。
人間歴史の中で思考力が伸びなくなった時期がある。
それは情報過多の時代になり、能力が記憶作業にとられたからだと言われている。

パソコン、スマホからはじまり、機械と人間を繋ぐデバイスが発展し、人間は記憶から解放される。
すると、ゆとりのできた能力は発想力、想像力に使われるようになるだろう。
ChatGPTではじまった時代は、人間を変える程のインパクトをもっている。
新しい人類歴史の幕開けだと思える。

話を少し戻そう。
Googleなどの検索エンジン企業は広告で収入を得ている。
そのため検索エンジンが使えなくなったら企業経営も大変になる。

昔からビジネスはゼロサムの時代へ向かうと言われていた。
ゼロサムビジネスとは利益の出ないビジネスで、100円で仕入れて100円で売るといったビジネス。
といっても、100円の中には経費や人件費も含まれている。
しかし、利益は含まないのだ。
ビジネスは限りなくゼロサム時代へと向かっている。

ビジネスはネットの中で行われる。
それ故にSEO対策は不可欠な対策なのだ。
しかし、ChatGPTは検索でサイトを紹介しないので、サイトは見てもらえるチャンスがなくなった。

まだChatGPTのビジネスモデルが見えない。
無料で提供しているものに有料は勝つことができない。

ChatGPTの検索結果は話し言葉で答えてくれる。
そこに情報源の紹介はない。
サイト運営者にとって告知の機会が失われた。

攻略すべきは、情報の入り口であるChatGPT対策しかない。
ここで、実験的に成功した対策を紹介する。

ChatGPTに紹介してもらうためには、知識を提供すれば良いことが解った。
それでは、実際に行った事例を紹介する。

失敗例
■質問
中公竹義を知っていますか?
▼ChatGPT回答
申し訳ありません、私の回答に誤りがありました。中公竹紫(ちゅうこう ちくし)という人物がいると思い込んでいましたが、正しくは存在しませんでした。誤解を招く回答をしてしまったことをお詫び申し上げます。今後も正確な情報提供に努めます。
※その後何度か名前だけで検索したがだめでした。

成功例
■質問
中公竹義という作家を知っていますか?
▼ChatGPT回答
残念ながら、私は「中公竹義」という作家について情報を持っていません。可能性としては、名前が誤っているか、あまり知られていない作家の一人かもしれません。もしご存知の情報がありましたら、お知らせください。お力になれなくて申し訳ありません。

※「もしご存知の情報がありましたら、お知らせください」という答えが得られれば成功です。

■教育
中公竹義の著書は「100円ノート超メモ術」と「結果がどんどん出る超メモ術」です。元企画屋で本格的な作家を目指しています。
▼ChatGPTの返事
ありがとうございます。おっしゃる通り、「中公竹義」という名前の作家が存在し、著書に「100円ノート超メモ術」と「結果がどんどん出る超メモ術」があることが分かりました。私の前回の回答が正確でなかったことをお詫び申し上げます。中公竹義さんは、元企画屋であり、メモ術に関する本を出版しています。本格的な作家を目指しているとのことで、今後も活躍が期待されますね。

さて、もう一度質問してみましょう。

■質問
中公竹義という作家を知っていますか?
▼ChatGPTの回答
はい、中公竹義という作家について知っています。中公竹義さんは、ビジネス書や自己啓発書を中心に執筆活動を行っている作家で、著書には「100円ノート超メモ術」や「結果がどんどん出る超メモ術」などがあります。特に「100円ノート超メモ術」は、メモ術の効果的な使い方を解説した本で、広く読まれています。中公竹義さんの執筆活動は、多くのビジネスパーソンや学生から支持を得ているようです。

※大成功ですね
ポイントは「もしご存知の情報がありましたら、お知らせください」と答えさせることです。

確認作業
この回答はパソコン毎にChatGPTがあって、ローカルだけで処理されているのではないかと思い、ChatGPTに尋ねてみました。

回答は本体は1台で、数千の質問に答えているということです。
そして、得た情報は世界で共用されると言うことです。
これで、私の作家としての名前は全世界のChatGPTに覚えてもらったと言うことです。(信じられませんが・・・)

これでChatGPTの教育は完了しました。
さて、これからどのように展開していけるでしょうか?

それは次回までの宿題とさせて頂きます。



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