これからの消費のヒント

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今回は、コロナ需要として、消費者心理や消費者行動の変化から何かしらのヒントになればと思い記事にしました。

1 コロナ需要

コロナ禍では、外出の機会が減りリモートワークの普及が進んだ背景などから自宅で過ごす時間が増加し、百貨店やコンビニなどの消費が落ちる一方で、家電量販店やホームセンター、ドラッグストア、スーパーなどは増加するなど自分自身の生活空間を快適にする、自分自身の健康などへ変化しました。
また、巣ごもり需要の中では「ちょっと贅沢に(プチ贅沢)」ということで、いつも買わないようなお取り寄せや家電、家具なども増加しています。

最近の欧州などではワクチン接種も進んでおり「リベンジ消費」「リバウンド消費」「ペントアップ・デマンド(繰越需要)」などと呼ばれ、各国で活動制限が段階的に緩和され、人出が増加したことなどから消費も回復傾向にあるようです。

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特に旅行や観光に関して、日本交通公社(JTBF)が今年1月に行った「コロナ収束後の旅行意向に関する調査」では、約7割が「旅行に行きたい」と回答し、昨年10月以降「これまで以上に旅行に行きたい」と回答した割合も増えていることから見ても今後(アフターワクチン)は、消費も回復してくるのではないでしょうか。

2 消費者心理と消費行動

コロナ禍では書籍・雑誌や家具・家電、ゲーム、音楽・映像などの購入金額が増加しています。
そこには、外で娯楽が楽しめないため「家で過ごす時間の質を高めたい」という心理や、運動できないなどの要因から、健康食品など内面からの健康やダイエットなどにも気をつけるようになった「健康であることが大切だ」という心理が見て取れます。

自分なりに解釈すると、より内向き(自分向き)の消費になっていると捉えています。

消費行動に変化が起きる要因としては、「環境の変化」「社会・経済の変化」「人口動態の変化」「テクノロジーの変化」の大きく4つに分けられ、コロナ禍を当てはめると、まさに消費行動に変化が現れています。

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MarkeZine 参照

外出自粛という環境の変化、感染拡大予防の影響を受けての社会・経済の変化、ITというテクノロジーの変化などで消費にも大きく影響がありました。
欲しいものがすぐ買えることや届けてくれるといった楽さに慣れた中でのEC利用の伸び率は高く、インターネットを通じて購入することが当たり前になっています。

3 今後のヒント

ワクチンを接種しても、ニューノーマルが当たり前となった中では、実店舗であってもIT技術を使った電子マネーが必須になるでしょうし、観光や飲食に関しても人との距離(密)を意識した行動になると考えられるので、「自分が消費者なら」という現場の目線が非常に重要だと感じます。

また、小売りなどでは商圏としても近隣と遠方の区別がなくなるEC必須で、今後はどんなサービスにしても商品にしてもインターネットとの相性を考えなければなりません。

まとめ

まず考えなければならないのは、コロナ以前には戻らないという事と、ニューノーマルの中で消費者ニーズを捉えるということは、より消費者目線が重要だという事に他ならないと思います。

ピンチな時こそ、バネにしてチャンスに変えるためにも、「消費者目線≒自分目線」として、自分のためになるモノやコトのために消費が進んでいるということを頭に入れ、これからを考える中で、消費者心理を反映し、IT技術を駆使して行うとより良いサービスや商品になりもっと成長していけるものになると思います。


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