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誰にも教えたくない日本酒が飲める飲食店001:EUREKA! 東京西麻布

日本酒ペアリングと言えばこの方の名前がすぐに浮かんでくる日本酒好きは多いはず。

恵比寿にあったGEM by motoにて店長を務めた千葉麻里絵さんが昨年11月に西麻布にオープンさせたお店だ。

六本木駅、広尾駅どちらからも歩いて10分程度。
割りと静かな雰囲気のところにEUREKA!(ユリーカ)はあるから騒がしいのが苦手な私としてはありがたい。

ガラス張りのお店正面から見える店内はU字で長めのカウンターがあり、端っこの方には立ち呑み用のスペースがあるから2軒目以降でフラッと立ち寄れる感じもよき。

奥の方には個室もあるみたいなんだけど今のところ使ったことはないしこれからも使う予定はなさそうな気がする。

と、こちらのお店ではもちろん料理も日本酒もメニューリストがあるんだけど、飲みたいお酒か食べたい料理どちらかを注文して、おまかせでペアリングをお願いするのがオススメ。

まずは一組目。
たこ、ぶどう、うに

新政 Earth アース -産土- 2020[直汲み]

たこ、ぶどう、うに

料理単体で食べたときはぶどうの皮とディルの爽やかな感じが印象的だったけど、新政アースと一緒に口に含むとぶどうなのかな?甘さが際立ってきて一気に華やかさが加わる。

二組目
〆鯖といちごのブルスケッタ

仙禽  幻の銀水晶 EUREKA!オリジナル

〆鯖といちごのブルスケッタ

これを見て驚く方は多いだろう。
皿の上に〆鯖といちごが一緒に乗っかっていて、さらには削ったチョコレートが上から振りかけられているのだ。
味わいとしてもめちゃくちゃ面白い。全く持って上手くは說明できないけど美味しい。お酒を口に含んでみると仙禽の甘みがめちゃくちゃマッチする。
ペアリングって面白い。

三組目

うふまよ

民宿とおの 権化-PEAT-

うふまよ

うふまよって何よ?って話だけど、燻製した煮卵にイカスミで真っ黒になったマヨネーズを纏わせたもの。
見た目のインパクトはでかいですが、燻製独特の香味とイカスミの旨味が相まってものすごく深い味わいへと。
そこに米糠を使って醸した酸味の強い権化-PEAT-を合わせると縦方向に深かった味わいに横幅が生まれた感じに。


四組目
ブルーチーズハムカツ

民宿とおの どぶろく 速醸生

民宿とおの どぶろく 水酛

ブルーチーズハムカツ
民宿とおの どぶろく 速醸生
民宿とおの どぶろく 水酛

ブルーチーズハムカツとどぶろくを同時に口に含むことで、どぶろくをソースとして完結させるという魂胆だ。
この組み合わせは初めて食べたときに感動したことを覚えている。
今回は二種のどぶろくを使ってペアリングをすることで、マックのチキンナゲットをマスタードソースとバーベキューソースで味変しながら食べる感じだ。(たぶん全然違うしそういうことじゃない)


五組目
春のカツサンド

仙禽 アルマンディンガーネット

春のカツサンド

普通のカツサンドに見えるけど、上のパンには金柑のジャム、下のパンには蕗味噌が塗られており、ソースの甘みと爽やかな酸味に程よい苦味が加わってめちゃくちゃバランスがいい。
シェリー樽で仕込まれた濃厚な味わいのアルマンディンガーネットとのトーンがマッチしていて、どちらも重めのはずの組み合わせが一気に食べやすくなる。


今回は五組のペアリングを堪能しましたが、どの組み合わせも感動を味わえるものでした。
ペアリングって面白い。

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