Chromebookの書き込み保護を解除し LinuxのZorinOSをインストールする
HP Chromebookのファームウェア書き込み保護を解除し、UEFIをインストールすることで、LinuxのZorinOSをインストールできたので、成功事例として紹介します。
Chromebookで使えるLinux開発環境(Crostini)で、DAZ StudioやBlenderによる実験的なデジタル美少女モデルの作品づくりを検証してきましたが、動作が不完全なので、さらに使いこなすには限界を感じていました。
今回は、CPUが第10世代のCore i5、メモリーは8GB、ストレージはeMMCの128GBという、今どきの一般的なスペックのPCで、ZorinOSとWindows App Supportを使ってどこまで可能なのか?検証してみました。
作業の流れ
おおまかな作業手順は以下のとおりです。
内蔵バッテリーのコネクターを抜く
(ファームウェアの書き込み保護を一時的に解除)開発者モードに変更(ローカルデータは消える)
UEFIファームウェアを書き込む
内蔵バッテリーのコネクターを接続する
ZorinOSをインストール(UEFI USBブート)
さらに、ZorinOSで使えるWindows App Support(WINE & Bottlesを簡単に利用できる)を使い、Windows無しにDAZ Studioを使ったデジタル美少女の作品づくりについても紹介しています。
前提条件
手持ちの機種:HP Chromebook x360 14c - ca0012TU で、ChromeOSが使える状態にあるのが前提です。
他の機種の場合は、以下の記事内のサポート機種リストで「UEFI Firmware(Full ROM)」にグリーンのチェックが入っていれば、UEFIファームウェアの書き換えが可能です。
バッテリーのコネクターを抜くことで書き込み保護の解除ができる機種は「WP Method」が「CR50 (battery)」だけですので注意してください。
リスク
私は「ちょいワルおやじ」なので、「これをやっちゃーダメだよ」と言うのではなく、「リスクを知った上で、十分な準備をして、チャレンジしてみよう」という考え方です。(ぎりぎりスレスレを攻めるのが好きなタイプ)
会社員時代には、よく上司からこの言葉を聞いたものです。
「リスクを回避することが、最もリスクだ」
今回の作業により、メーカーの保証は受けられなくなります。さらに、作業中にハードウェア的なダメージや、ファームウェア書き換えのミスやトラブルなどが原因でPCとして使えなくなる(文鎮化)リスクがあります。
複数台のPCを所有しているユーザーにとっては、文鎮化しても大きな影響は無いと思いますが、今回の作業でPCが文鎮化すると困るユーザーはリスクを知った上で、十分な準備をして、チャレンジしてください。
そのために、文鎮化リスクのある、以降の記事は有料としました。場合により返金も可能ですので、こちらを参考に返金申請をしてください。
ネットで検索して、一般公開されている複数の記事や動画から情報を収集すれば無料で作業が行えますが、自己責任で判断しながらの作業リスクは高いと言えます。タダほど高いものはないの例えですが・・・
一方で、この記事は最新の写真やスクリーンショットを多用し、実際の体験や実証済みの成功事例をもとに執筆しているので、作業の安全性が向上します。結果を保証するものではありませんが、成功の確率は高まります。
みなさまのお役に立てれば幸いです。
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