ChromebookのLinux開発環境でWindows10を動かすには?
QEMU/KVMを使ったChromebookのLinux開発環境へのWindows10インストールの備忘録です。
私の場合は、DAZ Studioが動かなかったのと、Windowsライセンスを購入する必要があったので、WINEに移行しましたが・・・
日本語環境で普通に使いたい場合は、Windows10をインストールして動かせるQEMU/KVMはWINEより使い勝手が良いと思われます。
背景
オリジナルのChromebookに手を加えず、ChromeOSやAndoridアプリが使える環境のままでWindowsアプリのDAZ Studioなどが使えないか?という企画の一環で、以下の記事を参考にして、QEMU/KVMを使った仮想Windows10をインストールしてみました。
Chromebookの機種が限られます(ハイエンド機種)が、たまたま手持ちの機種(HP Chromebook x360 14c)が対応していたので、ダメ元で試してみました。
結果的には、マイクロソフトのサイトからダウンロードしたWindows10のISOファイルを用いて、ライセンス無しでインストールができ、Windows10をそこそこの使い勝手で使えました。
日本語環境で普通にアプリを使うには適していると感じましたが、私が使いたかったDAZ StudioはOpneGLのバージョンが低かったので起動できず、目的に合わなかったので使うのを諦めましたが・・・
Chromebookで使えるWindows対応手段
ChrossOver for Linux(Chromebookに対応)
Pallarels Desktop for Chromebook Enterprise
1.から3.は有料ですが、4.は無料で使えるので、個人で趣味的に使う場合は、4.のQEMU/KVMが最適です。
もちろん、無料とは言っても、Windowsを使う以上はライセンス購入(DSP版で9,000円くらい)が必要ですが・・・
Windows10をインストールする
以下の記事などを参考にしてください。
仮想マシンマネージャーはVMware Workstation 17 Proと似たような使い勝手なので、そういう意味ではWINEより使いやすいです。
ちなみに、VMware Workstation 17 ProやVirtualBoxなども試しにインストールしてみましたが、動きませんでした。おそらくは、Linux開発環境自体が仮想OSなので、仮想OS上でさらに仮想OSを動かすのは無理があるのかもしれませんが・・・
まとめ
オリジナルのChromebookのまま、Linux開発環境でWindows10を使う方法について備忘録として紹介しています。
私の場合は、DAZ Studioが使えなかったのでWINEに移行しましたが、日本語環境でWindowsアプリを普通に使うのには適していると感じました。
次回以降では、WINE上のDAZ Studio向け「Mizkey G8」を元にした軽量サンプル版を無料でダウンロード/インストールして簡単にデジタル美少女モデルを使えるようにします。
さらに、これを用いて、従来はクラウド仮想WindowsのGPU+以上でなければできなかったdForce物理シミュレーションを、Chromebook上で実現するべく、Blenderを用いた物理シミュレーションにチャレンジしますが・・・
参考リンク
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