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アウト・オブ・サイト 私が偏愛するギャング映画 その11

あらすじ

一世一代の強盗計画を企てる詐欺師のジャック(ジョージ・クルーニー)と、一目見た時から彼に惹かれながらも追跡を続ける女捜査官・カレン(ジェニファー・ロペス)。
二人は微妙な関係のまま、危険な犯罪者達を巻き込んだダイヤ強奪事件で対決の時を迎える。
エルモア・レナードの手による同名小説を、スティーブン・ソダバーグ監督が見事に料理したクライムサスペンス。

感想など

この作品と同じくレナード原作の「ジャッキー・ブラウン」を見た人なら思わずニヤリとするお遊びも用意されている。
ジョージ・クルーニー演じる銃を使わず口先の上手さで銀行強盗をするのをポリシーとするジャック・フォーリーとジェニファー・ロペス演じる男運の悪い男勝りのFBI捜査官カレンが、最初は脱獄犯と人質として出会うが会話している内に惹かれ合い、お互いの立場の違いを考え距離を置こうとするが、どうしても惹かれ合い追いつ追われつする2人の関係を、時系列を行きつ戻りつするユニークなスタイルで描いていて、エルモア・レナードお得意のスタイリッシュでリアルな会話も満載だし、タランティーノ映画が好きな人にはお勧めのスタイリッシュなクライムサスペンスです。
ジョージ・クルーニー演じるジャック・フォーリーは、「オーシャンズ11」の主人公ダニー・オーシャンを思わせるタフでスマートな魅力があるので、興味深いです。
ジョージ・クルーニーの相棒ヴィング・ライムス、ドン・チードルの好演も素敵です。

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