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バットマン ダークナイト・リターンズ 実写版バットマンに多大な影響を与えた傑作グラフィックノベル

「バットマン・ダークナイト・リターンズ」part 1

あらすじ「バットマン ダークナイト・リターンズpart1」

ブルース・ウェインがバットマンを引退して数年が経った。ゴッサムシティは犯罪が横行し荒廃していた。
この街は彼を必要としていた。ダークナイトは復活を誓う。そしてミュータント団やトゥー・フェイスに立ち向かうのだが・・・

感想など「バットマン ダークナイト・リターンズpart1」

フランク・ミラーのアメコミの特徴である映画のカメラワークのようなテンポのいいコマ割りを生かした躍動感のあるカット割り、ハードボイルドな語り口と最小限のセリフによってキャラクターの内面を描くストーリーテイリングを生かしきり、年老いたバットマンが内なる悪への怒りに突き動かされゴッサムシティーの荒廃に心を痛め、ついに最後の戦いに立ち上がるバットマンの葛藤、バットマンのような自警団を許さない社会の偽善、親の偽善に耐えかねてバットマンの相棒として立ち上がるキャリー・ケリー、内なる悪に突き動かされ再び悪となるハービーデントの内面描写を描ききり、ド迫力のアクション特にミュータント団のボスとの骨や肉体が軋むような肉弾戦はダークナイト ライジングのベイン戦を思わせる迫力で、バットマンファンには大満足の1作です。

「バットマン・ダークナイト・リターンズ」part2

あらすじ「バットマン ダークナイト・リターンズpart2」
ダークナイトが相棒のロビンこと勇敢な少女キャリー・ケリーとともにゴッサムシティを取り戻したことで、ミュータント団の恐怖におびえていた街にようやく希望の光が見えてきた。
ところがバットマンがふたたび脚光を浴び、その動向がメディアで詳しく報じられたことで、アーカム精神病院のはるかに邪悪な男が目覚めてしまう――その名はジョーカー!
バットマンの宿敵であるジョーカーは卑劣きわまりない方法で、バットマンを狂気のどん底まで引きずり下ろそうと企んでいた。
一方で世界的な破滅が迫りつつあるゴッサムには、お馴染みスーパーマンことマン・オブ・スティールも駆けつけるが、その任務というのが何と、バットマンその人を倒すことだった。
DCコミックの伝説的作品を締めくくる壮大なフィナーレ。疲弊した体に鞭打って、犯罪と戦い続けるダークナイト。勇気と意志は限界を超越することを証明する、その勇姿を見届けよ!
『ダークナイト・ライジング』のクリストファー・ノーラン監督にも影響を与えた原作コミックのアニメ化第2弾!

感想など「バットマン ダークナイト・リターンズpart2」
バットマンはゴッサムシティーを支配してきたミュータント団のボスを倒し、ミュータント団をバットマンの息子として部下にして、犯罪者に立ち向かうが、笑気ガスなどを使って残虐な犯罪に手を染める最強の敵ジョーカーとアメリカ政府の犬となったスーパーマンとの対決が待っていた。
果たして予想外の結末は。
フランク・ミラー版バットマン完結編。

ジョーカーの右腕ブルーノ(ブリジットニールセン似)やジョーカーやエンデル警察本部長など個性的なキャラクターが絡む骨太なストーリーは、ダークナイト3部作と同じようにどこまで正義を貫くべきなのか、何が本当の正義なのか見る者に問う骨太なアニメ作品になっています。
バットマンの活躍をたっぷりと楽しめます。特にバットマンとジョーカーのお互いに傷だらけになりながらのラストバトルとバットマンとスーパーマンの壮絶な対決は見所です。

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