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ザ・スーサイド・スクワッド 〝極”悪党集結

あらすじ

政府は「スターフィッシュ計画」という秘密の実験を行なっている研究所ヨトゥンヘイムを破壊するミッションに向け、死亡率最悪の刑務所に収容されている受刑者の中から14人の悪党たちを招集。
職業軍人リック・フラッグ(ジョエル・キナマン)をリーダーに、クレイジーで型破りなハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、ブラック・ガード、キャプテン・ブーメラン、ウィーゼル、元傭兵のサバントの陽動部隊。
身の回りのものは全て凶器という最強スナイパーのブラッドスポート(イドリス・エルバ)がリーダーに、半分人間で半分サメのキング・シャーク(シルヴェスター・スタローン)、ネズミ使いのラット・キャッチャー2(ダニエラ・メルシオール)、水玉状の武器を使うポルカドット・マン(デヴィッド・ダストマルチャン)、平和のために容赦しないピースメイカー(ジョン・シナ)ら全員終身刑の悪党たちが、アマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイビス)の命令により10年の減刑と引き換えに、首の後ろに爆弾を埋め込まれ、いつ誰が死ぬかわからない危険な政府の極秘ミッションに出動する。
まずは、リック・フラッグ率いる部隊が、研究所ヨトゥンヘイムがある南米の小国コルトマルテーゼの海岸に上陸するが、部隊の1人ブラック・ガードが敵に情報を流していて、部隊はリック・フラッグとハーレイ・クインを除いて全滅し2人は囚われてしまう。
そのことを、アマンダ・ウォラーから知らされたブラッドスポートたちの部隊は、囚われたリック・フラッグとハーレイ・クインを救出し、研究データごと研究所ヨトゥンヘイムを破壊するため、特攻作戦を実行する。
DCコミックを、映画化するシリーズの1作。

感想など

「スーサイド・スクワッド」は、デヴィッド・エアー監督でも映画化したが、今回ジェームズ・ガン監督版「スーサイド・スクワッド」はかなり違う。
まず、冒頭から主役級に見えたキャラクターが、次々に死ぬ。だから主役だからといって安心出来ない予想外の展開が、スリリング。
人間鮫キングシャークが敵を丸呑みしたり引き裂いたりなど、容赦ない人体解体描写のグロさと、ハーレイ・クインが真っ赤なドレス姿で華麗に2丁拳銃などを駆使して敵を倒していく花吹雪が舞う華麗なアクションとクライマックスのラスボスとスーサイド・スクワッドの怪獣大バトルと、多彩なアクションで飽きさせない。
なんと言ってもジェームズ・ガン監督作品らしいのは、ブラッドスポートやハーレイ・クインなど生まれ育ちからクズのように扱われたアウトローがぶつかり合いながら作戦を実行していく中で強い仲間意識で信頼し合う擬似家族的なドラマ。
特に、ラット・キャッチャー2やポルカドット・マンの次第にヒーローに覚醒していく展開は、「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」などを彷彿とさせる心熱くなる。
はちゃめちゃで、痛快なピカレスクアクション映画。
プライムビデオなどで、配信中。

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