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レザボア・ドッグス 私が、偏愛するギャング映画 その1

あらすじ

ロサンゼルスの犯罪のプロ、ジョー・カボット(ローレンス・ティアニー)は大掛りな宝石強盗を計画し、彼の息子ナイスガイ・エディ(クリス・ペン)とダイアモンド専門の卸売り業者に押し入るべくプロの悪党たちに声をかけた。
計画を成功させるため、コードネームで呼ばれるMrホワイト(ハーベイ・カイテル)、Mrオレンジ(ティム・ロス)、Mrブロンド(マイケル・マドセン)、Mr.ピンク(スティーブ・ブーシェミ)、Mrブルー(エディ・バンカー)、Mrブラウン(クエンティン・タランティーノ)が集まった。
周到に練られた彼らの計画は、襲撃現場に警官が待ち伏せていたため失敗に終る。
ホワイトと瀕死の重傷を負ったオレンジが集合場所の倉庫に必死でたどり着いた時、ピンクもやって来た。
そして彼らはブルーが行方不明で、ブラウンは逃走の途中で死んだことを知った。彼らの中に仲間への不審の念が沸き上がる。
クエンティン・タランティーノ監督が、香港ノワールやヤクザ映画にオマージュを捧げた衝撃のヴァイオレンス映画。

感想など

最初のマドンナの歌の解釈やチップを支払う払わないを強面のギャングが大真面目に話し合うシーンやコードネームの色をめぐる大人気ない言い争いなど、ブラックユーモアとうんちくたっぷりの会話の中で、それぞれのキャラクター(義理人情にあついホワイト、クールでサディストのブロンド、口が達者でしたたかなピンク、など)の性格が明らかになっていく過程と裏切り者が誰かを明らかになっていくサスペンスが、徐々に臨界点に達して衝撃の結末にもつれ込むまでを、時系列がいったりきたりしながら展開していくユニークな語り口と過激なヴァイオレンスで、新たなノワール映画のクラシックになりました。

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