見出し画像

炊き込みごはんと我が家の飯櫃

GW後半ですね。

私は人混みが苦手なので、部屋でのんびり。
ごはんも三食、家で済ませる予定の休日です。
開けた窓から入ってきた風が、べつの窓の外へと部屋を横断してゆくのを皮膚で感じて、「ああ、心地よいなあ…」と感じることができる日は、こころの健康が保たれている日だから、出かけなくても平気。

気持ちのよい気候と、時間に追われない台所仕事はのんびりとして、食材と対話しながら料理ができるような気がして、うれしいです。
機嫌がよすぎて、蛇口からでてくる水道水でさえ、いつもより透きとおって涼やかになっているように感じてしまいます。

あさの献立は、烏賊大根と豚汁、サラダ、もずく酢、こごみのふりかけ、ヨーグルト。

きょうは朝食を終えたあとも、台所。
送ってもらっていた山菜たちのうち、まだ蕨を料理していなかったので、人参と牛蒡も加えて炊き込みごはんをつくりました。
季節の食材を料理するときの台所仕事は、とくべつウキウキとしてたのしいです。

炊飯器におまかせの炊き込みごはん

一時期、「ていねいな暮らし」に憧れて、数年前に飯櫃をお迎えしました。

当時は、土鍋やル・クルーゼでごはんを炊いたりもしてみたのですが、いかんせん朝が弱い私はすぐに音を上げてしまい、あっという間に炊飯器生活へと逆戻り。
ボタンひとつでツヤツヤ炊きたてのごはんを用意してくれる炊飯器さんを、とても愛しています。
でも、憧れてやまない土鍋ごはん生活なので、いつかまたチャレンジしてみたいです。
そのためには、あさ、出かけるまでの時間を逆算して、ギリギリまで寝てしまうじぶんをどうにかしないと…!

そんな面倒くさがり屋の私なので、ごはんを炊飯器に入れっぱなしのときも多いのですが、飯櫃に移し替えたらそのまま冷蔵庫へ入れたりもできるので、これからの季節には毎年重宝しています。

我が家の飯櫃さんは陶器製です。
飯櫃を買おうと思い立ったとき、さいしょに憧れたのは木製のお櫃でしたが、お手入れの不安があったので、私は扱いやすい陶器にしました。
でも、炊きたてのごはんと清涼な木の香りの組み合わせなんて、やっぱり想像しただけですごく豊かな気持ちになります。こころに風が吹きますね。

先日、車で走っていたら、田植えがおわったばかりの田んぼが目に入りました。
青空を映した水田と、そこに等間隔でならんでいる青々とした苗たちを眺めていたら、なんとも爽やかな、いい気持ちになりました。

お米にかぎらず、食材をおいしく、だいじにいただけるように。

じぶんの性格にあった道具たちと、たのしい台所生活を送っていけたらいいなあと思います。

この記事が参加している募集

今日のおうちごはん