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「疲れる」ことを避けていただけだったのかも。

 最近体調が良くなってきたので、ついつい寝る時間が遅くなっています。もう少しMV観ちゃおう、あと1曲聴いちゃおう、という感じで、眠る直前まで楽しいことをしている、というのが新鮮です。1年前は暗いトンネルをずーっと歩いているような、朝でも夜でもどよんと気持ちが沈んでいて、楽しい気持ちなんて感じていなかったと思います。でも、楽しいことでも睡眠時間が減ると眠い! みんなは普通に知っていることなのかもしれないけれど「楽しむ」を意識してこなかった私にとってはちょっとした発見でした。

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 先日のBTSのオンラインライブで、ジンくんが語っているのが印象的でした。

 ジンは「今日のライブ中に声がかすれた。こんな自分が憎かった。公演が多い時は、ある程度ツアーに対する体力があったけど、今は僕たちがツアーをしなくて長いので、運動をたくさんしても、練習やリハーサルをたくさんしても、現場の盛り上がりには適応できないので、そのような体力が足りない状況がとても残念だった」と明らかにした。
 また「30歳になったら率直に体のあちこちが痛い。足、腕も痛むし。精神力の問題ではあるけれど、年を取ってもっと痛くなる前に、公演を一生懸命に通いながら体力を保って、皆さんに良い公演を披露したいと言いたい」と付け加えた。

出典:
BTS(防弾少年団)、2年ぶりのスタジアムコンサートにファン熱狂!Vの負傷にメンバー&本人が言及も「次は必ず7人で」(総合)

 バンタンのメンバーは歌ったり踊ったりすることが好きなはずです(当たり前だけど)。でもその好きなことをするために練習をして、準備をして、その時のために自分を上げていく。それは好きなことでも疲れるし、眠くなるし、お腹も空くし、心の調整だって必要になる。そういうすべてをひっくるめてずっと活動してきてくれている。最初は小さな「好き」だったのかもしれないけれど、それがどんどん膨らんで、楽しさと同じくらいの努力や忍耐も引き受けてきたんだろうな、と思いました。いいこと、心地よいことばっかりにしようとしたら進めない、つらいこともまるごと引き受けていくっていう当たり前のことに改めて気づかせてくれました。

 振り返って自分のことを思い返してみれば、いいことばっかりの人生にしたくてかたよっていました。やりたいこと、やるべきことのためにやりたくないこともやるっていうのは当たり前すぎる話だったんだな、と思います。単純に「疲れるのがいや」というだけだったのかもしれない...。今ごろそんなことに気づくという...。そんな当たり前なことさえ、引き受けられなかったみたいです、心と体にガラクタがいっぱい詰まりすぎていて。これからもっといらないものを手放して、スカスカの心と体にしたいです。楽しいことを楽しめるように、好きなことに挑戦できるように。

 明日も楽しいことを楽しめるように、今日は早く寝ようと思います。

 


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