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時間を奪う仕組み

きれいな菜の花。
春ですね〜。
不安定ではありますが変化のある好きな季節です。


今回のテーマは「時間を奪う仕組み」。
…ですが先にお知らせを。
4月5日(月)にさいたま市北区で大西つねきさんという方のお話会をやります。
大西つねきさんお話会inさいたま市

平日ではありますがご都合つけばぜひご参加ください。

…というのも今日のテーマである時間を奪う仕組みについて教えてくれたのがこの大西つねきさんなんです。
彼の話は壮大でとても広く深いのですが、自分が解釈した話を書いていきたいと思います。


皆さん、日々の生活で「時間の余裕」ってありますか?
正直「余裕です!」という人は少数派なのではないかと思います。
なぜでしょう。
それはお金の仕組みが私たちの時間を奪っているからです。
私たちは自分の時間を「労働」として提供する代わりにお金を得ています。
つまりお金が奪われることは私たちの時間が奪われるのと同じ、ということです。
ということは…気づかない内に私たちはお金を奪われ続けている、ということになります。
具体的に言うと「金利」が私たちのお金=時間を奪っています。

そう言われても「???」となると思います(^_^;)
借金していない人にとっては「自分には関係ない」と思うかもしれません。
でもそうではなく、全ての人に金利の影響がかかっています。
どういうことか。

それは「お金は借金で発行されている」という仕組みに原因があります。
実はお金は日本銀行が作っているのではなく、民間銀行が借金としてお金を貸した時に生まれているのです。
これを「信用創造」といいます。
個人でも企業でも銀行にお金を借りる時、口座を作らされます。
そして100万円借りるなら銀行が通帳に「100万円」と書き込んで終わりです。
100万円貸し付ける時に誰かのお金が減ることはありません。
銀行の手元にあるお金を減らすことなくお金を貸している、つまり新たにお金を作っているということなのです。
もちろん無限に作り出すことはできませんが、100万円の元手から1億円程度まで作り出せます。


そしてこの仕組みはお金が無限に増え続けなければならない仕組みでもあります。
その原因が「金利」にあります。
簡単に分かるように5人で暮らす島をモデルに書きます。

お金が存在しない島で暮らす5人のところに金貸しが来て「1人100万円ずつ貸してやる」と言ってきたとします。
とりあえず借りることになりました。
すると今まで物々交換だったものがお金によってスムーズにサービスの交換ができるようになりました。
そして5人のやり取りは活発になったのですが…。
一年後、返済の時が迫ると一人につき金利を含んだ105万円が要求されました。
島には100万円✕5人=500万円しかないのに105万円✕5人=525万円要求されるわけですから25万円新たにお金を手に入れる(借金する)必要があります。
このように金利があると必要なお金は時間と共に増え続ける仕組みになっているわけです。
そうする内に借金が返せなくなり、誰かが必ず破綻します。
つまり必ず誰かが不幸になる仕組みになっているわけです。
さらに言えばお金はイス取りゲームと同じで必ず奪い合いになります。
5人の島で言うと、計500万円のなかでそれぞれが105万円を手に入れるために熾烈な競争が生まれる…ということです。

お金が増え続けるということは借金が増え続けるということです。
同時に金利分の借金も膨れつづけます。
その金利分の借金はどうなるかというと、あらゆるモノやサービスの値段に上乗せされることになります。
つまり金利で膨れた借金を我々一人一人が支払い続けているということなのです。
コンビニで買ったおにぎりにも駅で払った電車賃にも病院で支払った医療費にも…。
その宿命からは誰も逃れることはできません。

これが私達の時間=お金が奪われ続ける仕組みです。
この上なく端的に説明しているので理解しづらいかもしれません。
でもニュアンスが伝わればそれでいいかと思います。

全てのお金が借金で作られている。
そこに膨大な金利が乗っている。
それを知らず知らずの内に払わされている。
その事実を認識した時、背筋が冷たくなりました。
資産がある人は金利の恩恵を受けられる。
でも資産が無い人は奪われ続けているわけです。
つまり現代のお金の仕組みは巨大な格差拡大マシーンになっている、と言えます。

そんな狂った仕組みを続けていいわけがないだろう、と変化を起こすための活動を続けているのが大西つねきさんです。
ぜひお話を聴いてみてください。


次回は増え続けるお金と日本の状況について書きたいと思います。

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