ジチカイチョーな日々④〜老いを敬う〜
少し前に行った長野県の美ヶ原からの光景。
やはり山はいいですね〜。
もっと山登りしたい気持ちはあるんですが、その他の諸々が破綻しそうなので抑えています(^_^;)
ある時を境に登りまくるような気がします。
ジチカイチョーになり早や5ヶ月。
いやはや怒涛な日々でした。
いろいろありますが、やってよかったなぁと思います。
その「いろいろ」の一部をご紹介。
毎年敬老の日に合わせて市と社協(社会福祉協議会)から75歳以上の方に補助金が出ます。
そして自治会で敬老会と称して毎年宴会を企画し、記念品を配っていました。
去年はコロナの影響で会は中止して記念品のみ配布。
今年も記念品のみ、ということになりました。
というわけで役所から対象者リストが民生委員に届けられ、それを受け取ります。
担当がそれをリスト化し、案内を作成した上で地区ごとに振り分け、配りに行くわけですが…。
自治会に入っていない方も対象なのです。
なんで自治会に入ってないのに自治会で配るの…と思ってしまいますが、役所では誰が自治会員かそうでないかなど把握していないので仕方ありません(-_- ;
そもそもなんで自治会が敬老会をするのかも自分としてはナゾなんですが…。
兎にも角にも案内を配りに回るわけですが、「そもそも住所を調べても家がどこにあるか分からーん!」というお宅がけっこうあるわけです。
民生委員さんに確認しつつようやくたどり着いても不在…。
あの手この手でなんとか配るわけですが、その中に印象深い方がいました。
インターフォンを押すと「もしかしてあの時の!?」とおっちゃんが出てきました。
その方とは以前もお会いしたことがありました。
(ここではAさんと呼ばせていただきます)
かれこれ3年ほど前のこと。
当時はコロナも無く敬老会として宴会が開けていました。
(今思えば幸せな時代でした…)
そこにAさんも参加していたのです。
宴もたけなわの頃、「なんだと、コノヤロー!」という宴会に馴染まない怒声が響いてきました。
どうやらAさんと隣の方でケンカが始まったようです。
大したきっかけではなかったようですがお互い興奮して収まらない様子。
酔っぱらいのケンカほどやっかいなものはありません。
会が終わってもまだ管を巻くAさんに自治会役員も愛想が尽きて「もうほっとけよ」という対応になりました。
しかし相当酩酊しているようでかなりフラフラしています。
更にはなんとAさんは在宅酸素を使っていたのです!
(在宅酸素とは呼吸の悪い方が携帯酸素ポンべで酸素吸入することをいいます)
そもそも在宅酸素しながら飲み会に来るとはなかなかの根性です。
しかも自転車を引いている…。
ヘタするとをどうにかなってしまいそうだけれど誰も付き添う様子は無し。
…というわけで一緒に付いていったわけですが、これがまたややこしいおっちゃんで「なんだおめーは。おめーがついてくるならおれは帰らねぇぞ!」などと言い出す始末。
なにせ名前も住所も分からないのです。
(名札を作っておらず教えてすらくれないという状況…)
にっちもさっちもいかないので仕方なく少し離れてまた様子を見に行ったところ、なんと姿が見えない!?
どうやらあのフラフラの状態で自転車に乗った様子。
なんとか名簿からそれらしき人を探り当て、家に向かったところ無事帰っていた…。
そんなことがあってから数年振りの再開でした。
「なに?会長になったの!?大変だねぇ。」
と言いながらどうにもうれしそうです。
「やっぱ若い人がやった方がいいんだよ。」などと言いながらなんだかんだ30分も立ち話してしまいました。
酸素もつけずに出てきたので内心ハラハラしていましたが本人は至って平気そうな顔です(^_^;)
酒さえ入らなければただの気の良いおっちゃんでした。
当時は本当に大変な思いをしましたが、なんだかこういうことがつながっていって地域が良くなる気がしました。
一つ一つは面倒くさいんですが、丁寧に応えていくと少しずつ関係ができていく。
我ながら「自分、変わりもんだな…」と思うのですが自治会、おもしろいです。
おもしろい地域を作っていきたい。
そしておもしろい地域が増えてほしい。
それぞれのカラーにもよるんですが…自治会役員の担い手は減っていると思うので立候補すれば案外とすんなりできることも多いと思います。
選挙に出るよりはるかに簡単。
それで地域作りに参加できるなんていいじゃないですか。
(そんな風に思うのは自分だけ?)
おもしろい世の中、作りましょ(^_^)ノ
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