骨で立つ

今日のテーマは「姿勢」です。
ようやく身体の話に来ました(笑)

皆さん、立つ時にどこで身体を支えていますか?
筋肉ももちろん重要ですが、一番大事なのは「骨」です。

正面から見た時に鼻-胸の中心-へそが、横から見た時に耳の穴-肩の中心-骨盤の中心-くるぶしが一直線になっている状態が良い姿勢です。
(人によって微妙に異なります)
なぜ良いと言えるのかというと、骨で頭を支えられるからです。
それは最もムダが無い姿勢です。

身体の一部が中心から離れてしまうと、当然倒れる方向に力が加わります。
なんとか立たせることができる等身大人形があったとします。
まっすぐ立たせれば安定しますが、頭が前に傾くと当然前に倒れますよね。
人間は筋肉があるので倒れずに済みますが、同じ姿勢が続くと筋肉に余計な負担がかかり続けます。
(この場合首の後ろの筋肉)
その結果、筋肉の硬直をきたしてあらゆる不調につながってきます。
いわゆる猫背やスマホ首が上記の姿勢になります。


重い荷物を前で抱えた時、身体に近づけた方が軽く感じるはずです。
身体から離せば離すほど重く感じます。
物理的に、支える点から支えられるものが離れれば離れるほど負荷は強まります。

頭の重さは体重の10%程度とも言われます。
体重60kgの方であれば6kg。
それだけの重さが支え手である背骨から前に離れると、首へ非常に負担がかかります。
放置すると筋肉が固まり、骨の位置が歪みます。


でも自分の姿勢はなかなか分からないものです。
そこで姿勢を認識する方法として、鏡を見ることをお勧めします。
全身鏡がベストですが、洗面台で上半身のみ見てもいいです。
そして目をつぶり、まっすぐと感じるように立ちます。
目を開けて体感と実際の差を認識してください。
傾いている、ねじれている…などなど気付きがあると思います。
横向きで立つのも前後の様子が分かるのでおすすめです。

身体の状態に意識を向ける。
これが一番重要です。
多くの人は自分の身体に意識を向けられていません。
それだけでも大きな変化があると思います。


では身体の状態を認識した後どうするか。
細かくは伝えきれないのですが、自分でできることとしては「ラジオ体操」がおすすめです。
ラジオ体操は誰でもできて様々な動きが入っているので、全身を満遍なくほぐすことができます。
1つ1つの動きを丁寧に。
できれば音楽に合わせず、自分のペースでやると効果的です。
(音楽のテンポが早すぎて適当な動きになりがちです)


まず身体に意識を向ける。
身体を緩める。
そして骨で立つ。
ぜひ実践してみてください。


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また、9月頃から出店再開予定しており今後facebookにてお知らせしていきます。
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