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目の前にUFOが墜ちた夢を見た。

Nちゃんか誰かと
空を見上げていたら、

薄曇りの淡い水色の空に、
土星が薄らと見えていたので

「今日は土星が見えるね」
と言うと、

「土星!?何処に??」
と空を振り仰ぐNちゃん。

「ほら、あの白っぽくて輪がある星…」
言いながら指さすと、

土星がゆっくりと
回転している様まで見えてくる。

「ホントだ、土星って見えるんだ」
と関心しているNちゃん。

しばらく2人で
空を見上げていると…

土星だと想っていた天体が
みるみる大きく近付いてきて

逃げる間もなく
目の前に迫ってきた…!


危ない!

と想うのに、
足は動かない…

堕ちて来たら
潰される…!

と恐怖した瞬間

ソレはさほど大きな音を立てず、

地面を揺るがすこともせず

わたしの足先の
ホンの数十センチ先に
墜ちた…!


その瞬間やっと
「逃げなきゃ!」

そう、一言叫ぶと

わたしとNちゃんは
ソレに背を向けて走り出す。

近くにあった建物の中へ
逃げ込んでゆく…


外では
墜ちたUFOが再び宙に浮き
そのまま空を飛び回っているので、

目撃者も大勢になり
何だか騒がしい…

恐る恐る外の様子を
窓から覗き見ていたけれど…?

ふと、
何となく
違和感を覚える…

街中を
カラフルな光を発しながら
飛ぶUFO…?

一通り騒がせたら
まるで気が済んだかのように

更に上昇してゆく…

わたしは動画を撮るべく
スマホを手に慌てて
今度は外へ駆け出した。

階段を駆け下りながら
焦る余り
いつも使っているスマホカメラなのに
動画撮影モードの
使い方を失念してしまった…!?

外へ出ても
想うように撮影できず
もどかしい想いを抱いている内に…

UFOはもう

かなりの上空へ…🛸✨️

そしてやっと
動画を撮り始めて間もなく…

UFOは青空へ吸い込まれるように
消えてしまった…✨️🌟


未知の脅威が去った安堵感と
UFOを撮れなかったことに
気落ちしながら

Nちゃんの待つ建物の中へと
戻るわたし…

すると…

背後の街中に
大音量の音楽と
アナウンスが鳴り響く

「そうか!あれは番宣だ…!」

本物のUFOではなく
ホログラム的な映像!?

だから、目の前に墜ちても
衝撃を感じなかったんだ!


何て大掛かりでムダの多い
馬鹿げた宣伝だろう…


けれど

UFOとの突然の遭遇自体は、

悪くなかった

楽しかった

逃げたけれど

結局

目を逸らせなかった。






そうして…

時間が経ってから
また想う…


本当にアレは

ホログラム

だったの

だろうか…?




また土星を見たいなぁ…💫

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