激辛ラーメンの痛みから努力のモチベーションを探る
何かを成し遂げようとして努力して、かなり苦しい状態や精神的な苦痛を体験して成果出す快感と、はじめは辛いと思ったけどそのうち美味しく食べられる激辛ラーメンは、神経科学では、同じモチベーションらしい。。。私なりに情報を整理してみました。
物理的痛みは慣れる
相当辛いラーメンを食べたとき、普通は口の中が痛くなるほどの刺激を感じます。これは、痛みの信号を受け取っている為です、しかしそのラーメンをおいしいという快楽も同時に引き起こしています。辛いという物理的な痛み信号をうけてなお、快楽という心理的な反応が同居した状態です。脳が、物理的な危険が無い安全だと学習します。痛みの信号になれることにより、この(おいしい)状態になります。
なぜハマってしまうのか?
痛みを感じる際に痛みを和らげようとする化学物質が放出され、その化学物質に快楽性があります。おいしい、気持ち良いことによる快楽物質に加えて、痛みを和らげる快楽物質が脳や身体内に放出されるために、より快楽性が高まると推定されるようです。
具体的には、エンキャファリン、セロトニン、βエンドルフィンなどの神経物質が放出されます。
「辛いラーメンは美味しいという期待」と「痛みを和らげる化学物質」が入ってくることで、脳内では、大量のドーパミンとβエンドルフィンがつくられやすい環境になります。これらにより、快楽物質のお祭り状態になるようです。
学習を重ねる
この現象を可能にしているのは、何度か強すぎない辛味や痛みを体験し、それが脳内で「害がない」「危険ではない」と学習する経験があります。「それは痛みではないと」と学習すると、痛みを和らげる伝達物質がでているのみも関わらず、痛みを感じない為、快感が大きくなる。その快感が「価値の記憶」として定着していくことから、さらに痛みを望み、辛さはエスカレートしていきます。
これをモチベーションに当てはめると、何かを成し遂げようとする努力している時、かなりの苦しい状態や精神的な苦痛を体験しているフェーズがあります。「苦しいフェーズがあるから、達成・成功することができる」という体験が、価値の記憶として残ります。
苦痛に耐えることで、ポジティブで大きな快感が得られると分かっていれば、むしろ苦痛があるからこそ、もっと楽しめるというモチベーションにつながっていくようです。
がんばれ自分!苦痛をたしなむ
モチベーションに繋げるには、苦痛が成功の基と本気で信じ込み、強く望むことが重要です。苦痛を感じているときにがんばると、脳内ではさまざまな快楽物質やドーパミンを含めた成長伝達物質のお祭り状態になるようです。時には、自分で自分を追い込み、その苦痛、辛さを受け入れるよう頑張ってみてはいかがでしょうか?苦痛はネガティブな要素ですが、モチベーションに対しても大きな役割があるようです。
ちなみに、他人から追い込まれるのは、ドーパミンを誘発しないようです。自発性が大切なようです、自ら自身を追い込む上で、他人の力を借りたくなったら是非コーチの活用をご検討ください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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