見出し画像

デジタルマーケティングとは?

マーケティングにおいて、デジタルマーケティングが重要なのは良く理解していますが、従来のマーケティングと無いが違うのでしょうか?今回は、デジタルマーケティングの進め方やポイントについて、従来マーケティングと比較しながら整理しました。

大きくは、5つのポイントがある

5つのポイントについて、表にまとめてみました。

だーやま的解釈

それでは、ひとつずつ簡単に説明していきたいと思います。

1.環境分析

SWOT分析や、PEST分析は、複数の事実を根拠として導きだす帰納法や、マクロ的視点から成り立つ原理を活用した演繹法を使った論理的思考です。

世の中の変化が大きい場合、または連続性がない場合、過去を軸としたSWOTや、PEST分析は機能しません。このため、未来を定義することから始めるバックキャスト思考が用いられるようになっています。Iot,AIなどが当たり前になった世界です。例えば、冷蔵庫の中身から、農業や畜産物などの第一次産業がインターネットで繋がるような社会です。そのような社会のなか、どうすれば市場の因果関係が太くなるのか検討していくこと必要になります。

バックキャスト思考については以前記事にしていますので、興味のある方はご覧くだされば幸いです。

バックキャスト思考をコーチングやワークショップに活用する|だーやま(ビジネスコーチ)|note

2.消費者理解

従来型マーケティングと、デジタルマーケティングにおける消費者の購買意思決定プロセスにおける大きな変化は、「消費者の情報収集力の進化」「心理の変化と購買行動の即時性」「購買後の消費者の情報発信力の進化」です。これらに影響を与える消費者の心理の分析手法についても、手法も大きく変化してきました。従来型のマーケティングでは、POSデータなどからの購買実績をもとに、時間をかけてターゲットにヒアリングなどをして、ある一定の購買層行動をマーケティング担当者の属人的なスキルで探っていました。

デジタルマーケティングでは、スマートフォンを主体とした検索履歴や、加速度センサー、位置情報(GPS)、レビュー内容、ウェラブルツールから、心拍数、移動距離、運動量、睡眠時間などのビックデータを基に分析を進めることが可能になっています。アナリティクス(分析力)が消費者行動を分析する上で重要になっています。

AIDMA、AISAS、バタフライサーキットについては以下で説明していますので、興味があればご覧下さい。

消費者行動論を整理する|だーやま(ビジネスコーチ)|note

3.セグメンテーション

従来のマーケティングでは、市場に存在する不特定多数の消費者を、同質のニーズや特性をもつと見なして差し支えない集団に分けることに注力していました。主に、地理(地方、気候、地域特性)、人口動態(年齢、性別、家族構成、所得、職業、教育)、心理(ライフスタイル、パーソナリティ)、行動(ベネフィット、使用率、態度)などを市場細分化します。

デジタルマーケティングにおいては、購買前行動データ、購買データ、購買後行動データを取得して、個人を軸としてセグメンテーションを進めます。ですから大前提として、いかにユーザーIDを入手して、行動データのログを検証するかが重要になります。

4.チャネル

従来のマーケティングでは、消費者が直売店、小売店などリアル店舗に出かけて、製品やサービスを購入することを前提としていました。2000年になると、AMAZONや楽天などのECチャネルの利用率が高まります。これにより、消費者とチャネルの接点が、リアル店舗やECチャネルなど複数になりました。

その後、消費者の利便性を追求して、サプライチェーンを統合しました。これをクロスチャンネルと言います。サプライチェーンを統合して在庫管理を一元化する一方で、ECチャネルで注文した製品をリアル店舗で受け取れるなど、複数のチャネルをまたがった購買が可能になりました。消費者も、リアル店舗で商品を確認して、ECチャンネルで安く購入することも当たり前になりました。このようにリアルとECが結びつくことをオムニチャンネルと言います。デジタルマーケティングでは、このようなクロスチャンネルやオムニチャンネルにおいて消費者に最適な購買経験を提供する仕組みが重要になります。オムニチャネルの実現には、以下のポイントがあります。

①ユーザーIDの統合と顧客理解
②シームレスな購買体験の提供
③シームレスな物流網の整備
➃決済情報の取得
⑤売上計上の工夫

イメージとしては、AMAZON GO や アリババの無人スーパーですね。

5.プロモーション

従来のマーケティングでは、製品やサービスを市場に流すことがポイントであり、消費者に「認知」させることが重要であった。そして、製品やサービスが消費者に行き渡った状態になると、「認知」させるだけでは、消費者は購買行動を起こさず「興味」「関心」「欲求」の醸成をプロモーションすることが重要となりました。従来のマーケティングにおいてもOne to Oneへのアプローチは理想でありましたが、非常にコストがかかる為、グルーピングをしてプロモーションを実施していました。

デジタルマーケティングにおいては、これまで記載してきたようにOne to Oneへのアプローチが可能になります。例えば、ECチャネルでオムツを購入したら、6年後にランドセルについてリコメンドする、位置情報をビーコンや時間から読み取り、食事をレコメンドするなどです。

最後に

今日は、土曜日で時間があると思いじっくり考えながら記載ました。
改めて、整理した表を添付しました。ご参考なれば幸いです。
最後までお読み下さりありがとうました!

改めて だーやま的解釈 

お問い合わせ | note(ノート)







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?