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び~とも通信小説 ビートルズとともに始まる 第7話予告編「謎のビートルズ・ファンとの交渉! Not Guilty」by Terry Holiday

ジョンがキャヴァーン・クラブを出ると、フォルクスワーゲン・タイプ1の車内から手を振る、マッシュルーム・カットにして襟なしスーツを着た人物たちがいる。

「Good evening. ビートルズ・ファン・クラブからの者です」

気付いたジョンはさも知り合いかのように、開いたドアからすぐ乗車する。

「何故来たんだ? 話が違うだろ?」

ファン・クラブと名乗る、管理者と管理者補佐と運転担当の3人の男たちが、ジョンに対して事務的に話す。

「ビートルズの再結成を実行する契約をしたのに、あなたが違反しているからです。契約を守ってください」

更に横柄な態度でジョンを責め立てる。

「あなたは私たちファンに生かされている立場ですよ。契約違反なら、私たちとの関係を公表しますよ」

ジョンは思わず声を荒げる。

「Shut up! 私の勝手だろ? 私の自由を奪うなら、今までのことは全部取り消しだ!」

ジョンは車のドアを蹴り上げて開けて飛び出した。ファンを自称している彼等はジョンにとって気に入らない、不快な連中である。放心しながら歩いているジョンに、背後からピートが声をかけた。

「Hey, ジョン、今のあれは何なんだい? ビートルズのコピーバンドかい? 如何にも他所から来たようだったけど?」

ピートから見ても違和感極まりなく映っている。ジョンは笑いながら、ピートには冗談交じりに答えた。

「ああ、別に只のファンだよ。サインを頼まれたのさ。でも図々しい奴等だよ。ハンブルクにいた頃の僕なら、あいつらなんてぶっ飛ばしてたね」

その後はピートも詳しくは訊かなかった。

「あのさジョン、ちょっと一杯付き合ってくれないか?」

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