見出し画像

転職を家族に話すべきか?

「転職したい」は自分の意志ですが、もし転職できた場合、何等かの影響が家族に及ぶことになります。このため、転職活動中に家族に話すべきか悩むところです。

家族からサポートや理解を得ることができれば、転職活動のパワーになります。しかし、家族に反対されてしまった場合、転職の決断が正しいかどうか迷うことになります。私は以下のことを検討しました。


転職目的がシェアできるか?

私は最初に、家族と、なぜ、転職したいのか、転職理由や目的をシェアできるか?を考えました。転職目的は、上司の長年にわたる嫌がらせで普通に仕事ができない状態が続いており、会社に居続ける場合、自分のキャリアを捨て違う上司を頼る異動を申し出るか、今の上司のリタイアまで耐え続けて、少しでも自分のキャリアを積むか、の選択しか考えられませんでした。

家族には、上司の嫌がらせを受け続けてきたことを一切相談することはしませんでした。ストレスで不眠になり、つらい精神状態になったことで心療内科に行ったことも隠し通しました。私が仕事を一生懸命やっていると思っている家族を悲しませたくなかったからです。

転職後のリスクも考える

転職にはリスクも伴います。どんな職場か、どんな上司がいるのか入ってみないとわかりません。私のことを知る仲間もいません。うまくやれるかわかりません。こういったリスクをすべて受け入れ、転職する覚悟があるか、家族と相談すると決意がほどけそうになるビビりな私は容易に想像できました。

金銭的な心配ごともあります。仮に転職して給与が減ってしまった場合、今までの生活水準を保つことができそうか、を考えました。

手始めに、自分の貯蓄を見直しました。低金利の普通貯金が大半でした。動画の情報を参考に、低金利の貯金中心だった貯蓄の配分を変え、新しいNISAを含む投資の割合を増やしました。投資の割合を増やすことで、皮算用ですが、多少給与が減っても、いくつかの節約と組み合わせれば、現状維持の生活水準が保てそう、という貯金・投資割合に変更しました。

預貯金の見直しは転職活動にもいい影響が出ています。転職先の検索は年収を基準に行う場合が多いのですが、当初、現職場の年収を基準に検索していました。しかし、今の会社より年収が低くても、節約と組み合わせれば現状維持の生活水準が保てる企業で、職種や環境がよさそうな会社がたくさんあり、検索方針が変わりました。キャリア形成に役に立つ転職先を探す上で年収は大事ですが、私の中ではやりがいがもっと大事、選択肢を広げることでいくつかの会社にエントリーさせていただいています。

家族に話すタイミング

転職活動中に家族に話すべきか、決まってから話すべきか。タイミングは重要だと思います。私の場合、長年勤めてきた会社を辞めることになるため、家族の反対は避けられない、ということが想定されました。

最後は自分で決定

「転職したい」ということを家族に話すのはかなり勇気がいる決断だと思います。また家族との関係性から、必ずしも家族が協力してくれるとは限りません。私の場合、いろいろ考えた結果、転職先が決まってから家族に伝えることにしました。

自分の人生に影響のある転職を決めるにあたり、家族の協力を得るか否か。やはり最後は自分の決断だと思います。様々な家族の形があり一概にこうした方がいい、とはとても言えません。

それでも思うのは、転職は家族に話しをしてもしなくても、決めるのは自分、転職先で働くのも自分。話すことで、周りが協力したり、反対したり、いろいろな意見を言うかもしれませんが、自分の時間の一部を使う仕事の時間を自分が納得する形で使えるようにするのが幸せなのではないかな、と思ったりします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?