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ストレスチェックの不思議?

職場環境を改善するための施策として、ストレスチェックを導入する企業が増えているようです。友人の会社でも数年前から導入し、毎年受けているようです。しかし、友人は結果に翻弄された(?)と言っていました。何があったのでしょう?!


ストレスチェックの中身と結果

事例1:全部ネガティブ回答

そのストレスチェックは、友人の会社と関係ない外部団体が提供したもの。いわゆる外注です。しかも毎年同じようなストレスチェックにみえるそうです。内容はストレスや相談相手に関する質問対し、解答を選択肢5~6個の中から1つ選ぶ。ネットでできるので、時間はそれほどかからないが、まじめに検討すると時間がとてもかかるといっていました。

第1回目の実施の時、友人はストレスチェックで自分のストレスが本当にわかるのかに疑念をもち、全部ネガティブな回答にしてみたようです。

当時、友人の職場はイライラ環境で、その中で仕事する友人は毎日会社にストレスをため込んでおり、嘘ではないといっていました。良い選択肢を一つも選ばない回答です。

結果

ストレスは普通と出たそうです。アドバイスは、適度に運動したり、信頼できる人に相談しましょう、だったようです。

事例2:チェックのし忘れ

1回目のストレスチェックで、ストレスを貯めていたにもかかわらず「普通」の結果を不満とした友人は、翌年のテストでは、真剣に向かい合い、すべて正直に記載し、結果を楽しみにしていたようです。結果が郵送されたとき、チェックのし忘れが1か所あったことを知りました。

結果

判定不能だったそうです。チェックしていない箇所が1か所あったことにより、ストレスチェックの結果は何も出力されなかった(空欄だった)ようです。そして、その年、ストレスのフィードバックは何もなかったそうです。

事例3:会社にも家族にもストレス相談ができない場合

3回目。友人の職場では、相談できる相手がいなかったので、会社の上司や同僚に相談者がいない、という項目にチェックしたそうです。同様に家族や友人にも相談できない、という項目にもチェックしたといっていました。

結果

上司や同僚、家族や友人に相談しよう、だったそうです。困惑する内容だったと言っていました。

職場の悩みは上司や同僚に相談してみましょう、家族や友人に相談してもいいですね、と書いてあったそうです。

役に立つこともあった

事例3の結果は別にもありました。正直に入力したことで、友人のストレスレベルはかなり高い(ストレス大)との判定だったようです。このため、会社が友人に産業医を紹介し、友人は面談を受けることになりました。

産業医との面談では、友人が何に対してストレスを感じているかを聞かれ、産業医が丁寧に長時間にわたって話を聞いてくれたそうです。友人は産業医に話を聞いてもらえて、少しストレスが減った気がした、と言っていました。

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