本の整理の推移(背景)
約1年間の本の整理と膨大な事務作業
想像を絶する事務作業
2023年1月末に実家で父が急死したことで、老朽化した実家の立て直しが必要になりました。当然、身内の死に関しては当事者として初体験だったのでした。いつまでも元気だと思うな高齢の親。
事前に読んでおいてよかった漫画が1冊あるので、一家に一冊。特にコレクターやオタクの人たちには強くお勧めしておきたい。この1冊と区役所からもらう「おくやみハンドブック」で何をしなければならないのかが、明らかになりました。
こさささこさんの本は、何をやらなければならないのかを時系列にしっかりまとめてあった。とりあえず銀行口座凍結はのちほど(銀行には申し出をしない限りは口座凍結にならない)にし、父親の口座がどこにあるのか、どんなクレジットカードを使っていて、どんな引き落としがあるのかを確認することから始まる。父親は休眠になっていたものの、法人を営んでおりそこの支払いを止めることから開始しなければならなかった。
高齢の母に代わって葬儀関係も仕切りつつ、関係各所に連絡し、身内+父の仕事関係で特に近しい人のみだけで葬儀、母と弟にお願いして戸籍関係の書類を取ってもらったりして、遺族年金の手続きを終え、こちらは3月には支給できる関係にもっていった。幸い業務が労働裁量性の効く職場だったため、2~3月でほぼクレカ停止、支払い関係、銀行口座把握、重要関係者への連絡は終わりました。
ちなみにひどかったなと思ったのは、yahoo プレミアムの支払い。亡き父は色々なカードを持っていたのですが、yahooから謎の請求が4つも入っていて、調べていくと法人と個人でそれぞれ2件づつ。デフォルトで設定されていて、高齢者にはわかりにくい設定のオプション。3年ぐらいかなりの金額を払っていて、生前にクレカの明細を見せてくれたりと、もうちょっと早く知らせてくれたら…という感じでした。あとamazonへの返品手続きやアカウント停止など、サブスクサービスの解約、携帯の暗号解読、メールアドレスのパスワードのチェックなど。これは故人がメモとして一覧を残していたので、電子機器関係はよかったのですが、携帯のパスワードがなかなかわからずギリギリのところで解除。これで連絡がつけられるようになりました。
そして相続税関係が残り、こちらは死亡から10か月後でよかったので、税理士さんにお願いすることにしました。こちらも税理士さんを探すことから始まり、選んでからも各種書類をそろえるための役所通いがなかなか大変でした。法定相続情報、相続関係ではほぼ何でもできる書類なのでとれる人はぜひ取っておいた方が良いです。銀行口座の解約で大変役立ちました。コスト的な側面からは葬儀代から始まり、交通費、役所の書類、税理士依頼代ほか、結構な機会費用が嵩ばみましたが、今回の手続きを通じて、国は絶対損をしない仕組みになっているのだなと思いました。
本の整理の推移について(ダイジェスト)
詳しい話は、また別の機会に書きますが、とりあえずすごい量の本だったのは亡き父の本と自分の本の両方があったから。とりあえず相続関係ほか、家にまつわることとと同時並行で、ぼちぼちと本を実家に立ち寄った際に回収していたのですが、このとき間に合うだろうなーと楽観視していたら、想像を超える量だったことが判明。思わずどこから手を付けるか…、と呟いたのは本音が出た瞬間でした。
このとき、半端なくリアクションいただきましたが、この時よりは全然なくなっていて、手前の左側の本棚からは本がなくなりました。手前の積山はないです。正面もこんな風になっていなくて、現在は以下の写真のような感じ。友人でプロの盛林堂さんが2023年12月から本の整理を行うことになり、整理がしやすくなりました。
ようやくここまできましたが、おかげで自宅の本の山がすごいことになっています…。