コースアウトしない元レーサー

ごきげんよう。プレデター師匠からそろそろ安達祐実と一緒に「法廷年齢が噛み合わない存在の組合」をつくったほうがいいといわれたほど、昨今の婚活パーティやイベントにおける女性の法廷年齢の閾値が低い。暗にスペックでふるい分ける市場ゆえの話なんだけど、気づくのが遅かったクラスターにとっては結構しょっぱい

事実だけを述べるといつの世代も女性は若さが価値とされているようでこの国のゆがみがよくわかる。例えば、イベントの募集年齢がひどい。
 男性31~40歳位×女性29~39歳(1歳差を求めている、ましなほう)
 男性40~53歳位×女性36~51歳(ひどい)

わかりやすい話をすると、男性の中年層は清潔感溢れる人もいるけれど、おっさん率もかなり高い。Omiaiの中年男性会員に多くいる吐き気するような汚い自撮りドアップ写真に代表される。同じ年齢でも女性はおばさん率がかなり低い(ガチャ調べ)。幼少の折から美醜で優劣付けられて育ってきているため、女性はかなり努力しているのだ。金もかかるしね。

そんな前置きはさておき、今回も張り切って禊を行いましょう。
Rは元レーサー。1月2日に実家のおふとんのなかでマッチングした。と書くとかなり妖艶な響きだが、寒すぎておふとんから出られなくてダラダラしてたらマッチングしただけである。思春期にレース観戦拗らせてた身からすると、テンション上がってアドレナリンが出過ぎないように抑えつつメッセージ交換してた。

順調なやりとりのあと、最初で最後のお食事に。待ち合わせした場所ではじめて見たその人は、写真よりもかなり肌が汚かった(よくある修正である。)松井秀喜の現役時代を彷彿させるクレーターっぷりが目についたけれど、嫌悪するほどではなかった。着ているものは、2015年に展開終了となったバーバリーブラックレーベル(三陽商会)のダウンジャケットで、物持ちの良さというかファッション難民の雰囲気をだしていた。あれって思ったのは、シルバーのブレスレット(多分メンズティファニー)を着用していたこと。ディーゼルのデニムはサイズ合ってないし。オシャレなのか無頓着なのかさっぱりわからない。

話はとても面白く。レーサーの世界では、スポンサーがものをいう。Rは実家がある程度裕福だったらしく、カートからはじめてフォーミュラカーのレースに出ていたところ実家が破産したらしく継続できなくなったけれど、同時期にいた実家が病院の人は最高峰のF1にまで出場したそうな。フルネームを知った時点で、ドライバーのデータベースから経歴は簡単に追えていたので、なぜレースを辞めたのかというところには非常に興味があったので経済的な理由は容易に理解できた。

仕事のこととか、家族のこととかいろいろ聞いて少し違和感。このひと、日ごろの行動の動線(自宅→会社→自宅。自宅→副業→自宅。)を変えようとも変えたいとも思っていないこと。コースアウトしないならあたしやほかの女性と分岐点から先に行くことはきっと今後ないだろう。

きっとこのひとの動線上のひと(職場?とか)じゃないと難しいんじゃないかなぁ。少女漫画やTL展開だと派遣さんや若い子に手をつける未来しか思い浮かばない。

帰り道になぜかセールで大人買いをお互いしてしまい、ファッションとか服とか少しは興味あるのかなって思わなくもなかったのだけど、案の定LINEも聞かれなかったし、食事のあと数回メッセージは続いたけど、どこかで全く返信が来なくなったので話題にあった映画を見てきたことを感想文としてポエムにしたためて送り付けて終了にした。放置しときゃいいのに、我ながらおとなげない。

なんでフラれた気分なんだろうって少し落ちたけど、寄り道する気の無いひとをどうこうすることは無理だから、縁が無かったんだなと思うことにした。

いい加減あたしの人生ハードコアモードからイージーモードのルートに切り替えてもらえませんかね。最近ちょっと辛い。

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