![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121556930/rectangle_large_type_2_4da01524971c673faa54775b1f6ec5a1.jpg?width=1200)
学習段階に合わせた学習方法の大切さを実感
第3回 Joyful English Meetup を開催しました。
今回は、高校2年生と大学2年生の方が参加してくださいました。
高校2年生の方は、学校で「受動態」を学習している段階で、英検3級をもっている方でした。
大学2年生の方は、大学で英語を専攻として学習している方です。
今回は、学習段階に適応した学習方法の重要性を実感できた会になりとても勉強になりました。
今回のコンテンツはこちら
Introduction
Introduction-sheet
前回と同じようにしました。前回のご覧ください
このアクティビティは、英語の習熟度はあまり影響しなかったと思います。私の憶測ですが、自己紹介というアクティビティは、比較的学校の授業でも頻繁に利用されてきていて、慣れていたからだと思います。
Warm-up
3-hints vocabulary game
前回と同じように、ペアの片方が日本語の意味だけかかれた単語を英語で説明し、もう片方がその単語がなにかを当てるというゲームです。
前回とちがうところは、
会話の型を決めて、説明する人がなるべく正しい表現を使うことができるようにしました。
今回、This word describes a situation where …. を比較的多く使えるようにしました。
良かったところ
・同じ表現を繰り返し使ったことで、初めは発音できなかったところから、発音しその表現を使って単語の説明ができるようになっていたこと
改善点
・問題にした単語のレベルが、高校生の方にとっては少し高かったこと
・どんな単語があるのかを、ゲームを始める前に確認させなかったため、ゲームの中の会話に考える間が長くあり、不自然な会話になってしまった。
・会話の型を決めたことで、会話にリズムや人間味というのが少なくなってしまった。
Guess the prompt!
新しく入れたゲームです
AIを使って生成した画像をみてもらい、その画像のプロンプトが何を当てるゲームです。
3-hints vocabulary gameで学んだ単語を使ったプロンプトで、事前に画像を生成しました。
参加者は、その単語の中からその画像の状況に合いそうな単語を選び文を作りました。
よかったところ
・単語の意味を視覚的に捉えることができた。
・単語を使って自分なりに文をつくり、答え合わせのときに正しい使い方を知ることで、自分の間違いから学ぶという学習のプロセスができ、その単語の使い方に対する印象を強めることができた。
・高校生の方に対しては、状況に近い単語を選ぶという作業、大学生の方に関しては単語を選びさらに文をつくるという作業をしてもらい、レベルに合わせて、タスクを調整しやすかった。
改善点
・このイベントが、英語を話す練習をするための会であるが、あまり会話を必要としないこのゲームに時間をかけすぎてしまった。
Discussion
前回と内容は同じです。
よかったところ
・質問の内容が、自分の経験から話せるので話しやすかった。
・準備してくれた答えを基に、追加の質問をしてその場で考えて答えるという力をつける練習をさせることができた。
改善点
・前のセクションでやった単語やリアクションのフレーズがあまり使われなかった。自分がもっと使う姿勢、お手本をみせるべきだと思った。
全体
変更点
毎回成果物として、トピックをカバーする最後の1つの質問の答えを決めます。
それをゴールに単語のゲームをしたり、Discussionをしたりします。
前回まで、その最後の質問を示すのは最後のセクションのDiscussionのところで示していました。それを今回 Warm-upのはじめに示しておきました。
しかし、あまり効果はなかったように思います。なぜなら、Discussionの中で意識して学習した単語を使おうという姿勢があまりまだ見られなかったからです。
3つの質問を話し合った後に、最後の質問があります。その初めの3つの質問でどの単語を使うのかを考えてもらうことが必要だと思います。なぜならそこの部分で自分の経験を話すし、多く話すからです。次回からは、質問も初めに提示しておき、単語ゲームのときに意識して単語を選んでもらおうと思います。
気付き
・中学生や高校生のような、文法を習っているという学習段階においては、話すときにある程度の型があると、そのフレーズや単語を徐々に使えるようになるし、話しやすい。しかし、正しく言おうという意識が強くなり、下を向いてしゃべってしまう。
・一方で、ある程度文法知識はもっていて、アウトプットする練習をしたいという人にとっては、型を与えるより考える材料を与えて、ある程度自由の利いた回答を待つと練習になると思った。
今回使用した資料はこちら↓
ぜひご覧ください😊
ここから先は
¥ 350
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?